現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

お米の完売と雨が降ることと

ゴーヤの花が咲き出した

14日(水)
朝から今日もよく降っています。
大豆は双葉というところですが、排水対策の溝もすっかり水つき。排水が追いついていませんね。
午前中はお米の注文の発送準備を米朝の「百年目」、志ん朝の「井戸茶わん」を聴きながら、やっていたものだから、すっかり体がふやけてしまって、午後は雨が激しく降り続いているし、雨をついて草刈りに出る元気がすっかり萎えてしまって、あれこれ事務仕事。百姓も自営業ですから、ぼんやりしていると、すぐそういう書類提出の仕事が溜まってきたりするのです。やれやれ。
お昼過ぎには滋賀県のあちこちでも大雨警報や洪水警報がでていました。


おかげさまで、辻井農園のお米は、すべて完売いたしました。ありがたいことです。本当にありがとうございました。
22年産の新米は、減農薬・減化学肥料の「コシヒカリ」なら9月10日頃。完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」は9月20日頃。「秋の詩」(22年産は今の様子なら完全無農薬有機栽培米でお届けできるかもしれません!)なら10月の初旬の発送ということになりそうです。


HPの方に今年の6月までのひねりだし俳句「送りバント」を載せました。



深夜にDVDで久しぶりにマイケル・チミノ監督『ディア・ハンター』を観る。ヴェトナム戦争物の映画ではあるし、ロシアンルーレットの緊張感、緊迫感は言うまでもないけれど、こうしてあれこれ思い出しながら観ると、ずいぶん切ない映画でもある。それは青春映画でもあるからで、そのあたりに僕は強く魅かれるのだろうと思う。ギターソロのテーマ曲『カヴァティーナ』が実に印象的で、切ない感じは、この曲で増幅されてしまうのですが。今、観ると、デ・ニーロはもちろん、クリストファーウォーケンもメリル・ストリープも若い。1978年の映画だからまあ当然だけれども。
以前にも、一度書きましたが、僕が『ディア・ハンター』を初めて観たのは1980年。金沢のオールナイトのリバイバル上映の映画館で、仲間5人で観に行きました。映画もとても良かったけれども、そういう僕自身の青春時代の思い出が重なって、いよいよ名作という感を強くしています。



15日(木)
今日もなんだか降ったりやんだりという天気。
終日、草刈りに出る。カッパを着ないで、雨に濡れたり、汗に濡れたりしながら、草を刈りました。
朝飯前の仕事がお昼前まで延びてきたので、今日の食事は二回ということになりました。いやはや。朝、新品の刈り刃に交換して、草刈り機、ギュンギュン回して一日が過ぎました。


幼穂を毎日観察しているのですが、すでに1.5センチにもなっている田んぼがあって、明日にでも、穂肥を散布します。やれやれ。まあ、概ね5月連休植え、といってもこどもの日から田植えをしたのですが、8ミリほどの幼穂です。ちょうど穂肥をやる時期としてはいい頃だと思います。


夕方から雷が鳴り出して、ピカピカと光り、どうやら近くまで来ていそうなので、あちこちコンセントを抜くように、子ども達にもいい、自分もあれこれコンセントを抜いたりしたのだが、雷もおさまって、さあ、もうよいか、思ってコンセントを差してみたら、ネットにつながらない。いやはや。雷の影響で、どこか壊れてしまったか、と思ったりして、様子を見ていたのだが、どうやら子どもがケーブルテレビのコンセントを差すのを忘れていたらしい。やれやれ。そんなこんなで、6時間ほど、ネットにつながらない状態でしたが、復旧しました。


で、その間、DVDで『山桜』を観る。監督は篠原哲雄。原作は藤沢周平です。原作も短編だったと思いますが、良く覚えています。あまり期待をせずに観たのですが、思いのほか、良かったです。まあいささか類型的形式的な人間描写で、深みには欠けるような気はしますが。