現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

出穂と「別れのワイン」


28日(木)
終日、ヒエ抜き。午前中は完全無農薬有機栽培米「日本晴」の田んぼに入る。畔裏あたりにそこそこヒエが生えていた。


29日(金)
朝、田回り。五月の連休に植えた「コシヒカリ」がだいたい出穂。今日を出穂の日ということにしておきます。
今日は一日子どもたちの送り迎えがあって、なんとなくゆっくりする。
新潟や福島の方の雨がひどいことになっている。うーむ。


30日(土)
朝と夕に、田回り。水を入れたり止めたり。少し写真を撮ったり。きのうまだもう少しかな、と思っていた田んぼも今日は出穂。ありがたい。
夕方、大河ドラマ『江』の「江・浅井三姉妹博覧会」のお土産館に出すお米の精米をする。


ニュースが伝える豪雨の映像を朝から何度もみる。どれぐらいの被害になるのか。今回の豪雨、先日の台風6号、大震災。なんだか大きな災害がつづく。うーむ。


内田樹『最終講義』読了。おもしろく読めました。講演録ですね。まっとうなことをまっとうな言葉で話しておられます。学校の先生方に人気があるのもわかる気がしました。


刑事コロンボ 別れのワイン』を観る。コロンボがワインの勉強をしていく中で、犯人のカッシーニ(ドナルド・プレザンス)の生き方や大事にしているものを、だんだんと認めていくし、犯人のカッシーニコロンボの勉強ぶりに感心し、認めていく。ラストシーン、コロンボのオンボロ車の中で、最高級ののデザートワイン「モンテフェスコーネ」を酌み交わすというあたりが、なんともいいねぇ。
で、夕方、ビールとともにコンビニで一本500円のサントリーの赤ワインを買ってきて、冷やして、一人で飲む。赤い色を蛍光灯で透かしていたり、鼻をピクピクさせたり、口に含んでワインを回し、口をすぼめてジュロロロロと空気を吸い込んだりして、舌や歯茎や鼻腔でワインを感じたりしてみたり、気分だけは口元がキュッと締まった青い目のドナルド・プレザンスでした。「お父さん、何してるん?」と長女には冷やかされましたが。