現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

台風11号と畦畔の草刈りとアラン・ドロンの映画2本


9日(土)
メルヴィル監督『仁義』を観る。アラン・ドロン、かっこいいぜ。イブ・モンタンもいいが、刑事のアンドレブールヴィルもいいねぇ。
2009年の4月にも『仁義』を観ているようなのだが、そのときの感想がブログに「うーむ。もひとつかなぁ。」と書いてありました(笑)。


10日(日)
台風。朝から台風が近づいてきて、雨。14時頃が一番風雨が強かったか。


朝から三度、軽トラで田んぼを観て回る。ええ、ときどきニュースなんかで荒天時に田んぼの用水なんかを観て回っているうちに、川や用水路に落ちるという事故が報じられたりしていますが、危ないところへ近づいてはいけないことは、わかっているけれども、雨風が続けば、じっと家ばかりに籠もってもいられないのでしょうな。午後、遅く雨も少しましになってから観にいった時には、同じように見回っている近所のお百姓にあいました。


天気というか、気象と農業は切っても切れない関係なのだが、最近は気象庁をはじめ、天気予報の精度も上がってきたし、過去のデータもネットで閲覧できるのでありがたい。
農作業の時、天気が心配な時は、携帯で雨雲レーダーを確認して、いつ雨が降るか、いつ雨がやむかということをしょっちゅう確認したりするのだが、今日は台風の様子を気象庁のHPで観察していたのだが、よく利用していた「レーダー・ナウキャスト」の隣に、なんと「高解像度降水ナウキャスト」ができているではないですか。“30分先までの5分ごとの降水域の分布を250m四方(従来の降水ナウキャストでは1km四方)の細かさで予測し、5分間隔で提供します。”と気象庁は高らかに宣言しているのでありました。250mメッシュというのは、なかなかのものですよ。たぶん。大いに期待したい。


ジョセフ・ロージー監督『パリの灯は遠く』を観る。アラン・ドロンである。これが、あーた、なかなかいい映画でした。アラン・ドロンが演じるロベールクラインはもちろんフランス人なんだが、自分のすぐ近くに同姓同名のユダヤ人のロベールクラインがいることに気がつく。どうもその男は自分を陥れようとしているようなのだ。時代は1942年、ナチス占領下のパリだから、自分はユダヤ人ではないと証明できなければ、収容所行きは避けられない。警察はアラン・ドロンユダヤ人として全財産を没収するという事態にまで・・・。
映画冒頭の身体検査のシーンから、ぐっと引込まれてしまいました。


夜は寄合い。



11日(月)
台風は通過していったが、台風一過でスッキリ青空がひろがる、とはいかず、雲が多い。陽射しもあるが、蒸し暑い。午前中は畦畔の草刈りにでる。お昼に少し昼寝。
午後も畦畔の草刈りにでる。
四順目になるが、稲刈り用というか、稲刈りの時にまあ、畦畔の草が長いと何かとコンバインも最初動かしにくいのです。


12日(火)
朝、10時前まで雨。で、書類をつくったり、あれこれ。
昼前に少し田んぼにでて畦畔の草刈り。
午後も夕方まで畦畔の草刈り。とにかく蒸し暑い。


日没まで仕事をして、ビールを飲んだら、もう体がじーんとなって、夕飯を食べ、お風呂から上がってきたら、もうテレビを見つつ寝てしまって、体が動かない(笑)。