現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

26年産の予約受付開始と値上げのお願いと0次検診


7日(木) 立秋
まだまだ暑いけど、今日は立秋です。
「秋立つと目にはさやかに見えねども・・・」風が吹くと、ちょっと目を空にあげてみたりして、ニタニタしておりました。


朝から庭の葉刈りに来ていただく。ずっと父がしていてくれたのだが、ま、父も歳だし、高いところへ上がるのもあぶないし、去年から頼むようになりました。ひょっとすと去年も書いたかもしれないが、「あー、植木屋さん、植木屋さん。」枝雀さんの『青菜』のフレーズをときどき思いだして、ニタニタとしておりました。


さて、お待たせいたしました。26年産の完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」「秋の詩」「みどり豊」の予約受付を開始いたします。
25年産は春、早々に完売ということになり、誠にありがとうございました。26年産も無農薬の「コシヒカリ」も走り穂が出てきました。今年は生育も例年より少し早めに推移しているようです。準備の都合もありますので、予約の受付を始めます。
【重要なおしらせ】
誠に心苦しいのですが、26年産からお米の値段を少し上げさせていただきます。
   10kg→5600円
    5kg→2900円
    2kg→1500円
送料はそのまま全国一律600円で発送いたします。販売開始以来、ずっと価格を据え置いてきましたが、消費税のアップや燃料代の高騰等を考えて決断しました。どうぞご理解くださいますようにお願い申し上げます。
これから先、台風など、天気のこともありますが、ここまで順調に育ってきています。今年もおいしいお米になりそうです。どうぞご賞味ください。
なお、お米の発送は「コシヒカリ」は9月17日頃、「秋の詩」「みどり豊」は9月下旬になりそうです。「みどり豊」は今年初めて作付けしてみましたが、「秋の詩」よりは先に発送できそうです。


ご予約はこちらからどうぞ。よろしくお願いいたします。

で、午前中はコンバインの掃除と点検など。6月の麦刈りの後、ざっと掃除しただけだったので、中の細かいところにたくさん麦や麦殻が残っていました。あれこれと部品を外して自分で分解できるところは分解しつつ、掃除。コンプレサーのエアで吹き飛ばしていきます。それからラジエーターまわりも忘れずに。できれいになったらあちこち注油。で、また組立。最後にエンジンオイルを交換しました。
なんだかんだで大汗をかく。


夕方、次女が読書感想文用の本を買いたいので、連れていけ、というので、本屋へ行く。そういうのは、図書館で探すように、と言うのだが、ま、一緒に行って、自分も葉室燐と原田マハを買ってしまいました。読めるのか?


8日(金)
長浜市の0次検診。五年前にもこの検診を受けました。長浜市京都大学が協力して、検診をうけつつ、データを集めて、今後の研究の一助にするということでした。あれこれたくさん調べてもらえますし、無料なのが、嬉しいです。自営業というか、百姓とかしていると、日常的に体力仕事をしているわりに、健康診断をうける機会はあまりないんですな。
中学の時から僕は心電図検査が苦手で、なんだかこそばいような気がするし、勝手に足や手が動くような気がするし、笑えてきて、これまでから何度も心電図検査の時は、うまく測定できなくて、やり直しをしてきた。
今回も、ベッドで横になった時、「心電図ですか?」とおねえさんに聞いてみた。
「そうですよぉ。そうですね、ここに横になるまで、なんの検査か、言われませんもんね。」
「はい。」
「今まで、心電図検査で、何か、言われたことあるんですかぁ?」
「いいえ。ただ、こそばゆいので。」
「あははは。そっちかい、という感じですね(笑)。大丈夫ですよ、こそばかったら、笑っていただいても、身をよじっていただいても(笑)。」
あーた、私もいい大人なので、心電図検査で、身をよじったり、声上げて笑えませんがな。
「じゃぁ、測定しますね。目をつぶっていると、ましかもしれませんよ。」と言われて、じっと目をつぶる。僕も齢を重ねて、敏感さがなくなってきたのか、今回は、ウンもなければ、スンもない。ピクリともしない。無事心電図測定終了いたしました。
それから五年前にはなかったのだが、今回は持ち帰っての検査というのがありました。就寝中の無呼吸症候群の検査です。寝る前と起床直後、それから就寝中の血圧の測定や血液中の酸素濃度なんかも測定するらしい。一週間の長丁場の測定です。うーむ。


今日はネットのあちこちで目にすることになったパンパースのCM「赤ちゃんの一歳は、ママの一歳でもある。」なるほど。しみじみするなぁ。もちろんコマーシャルだから、役者さん(素人かもしれないけど)の演技なんでしょうね。もちろん。そういうことなんだろうけど、しかしなんだな、こういうの見せられると、反省することしきりです。
子どもの一歳の誕生日には、たぶん、お祝いもしたし、嬉しかったにちがいないが、ママの一歳でもあるということは、あまり気がつかなかったし、母親である奥さんへの感謝も感じていたが、どうもうまく表現していなかったと思うからだ。
ママの一歳は当然パパの一歳でもあるわけで、たぶん一歳のパパはそういうことに気がつきにくいというか、頑張って仕事しなきゃ、とは思っても、なかなか僕は感謝をうまく表現できなかった。ええ、一歳のパパは、だいたいそういう人が多いのではないかな。そうでもないか。
でもって、一歳のママは一歳のパパのことをよく憶えているので、あとからあの時あなたはこんなだった、こんなことを言った、と何度も言われたりしないように、若いパパも、当然ながら若いママに感謝しつつ、協力すべし。育児というか、子育てというか、大変だけど、嬉しいことだし、楽しいことでもありますから。
などと、今さら僕が書くのも、なんですが。育児や子育てのことは、後になってから、わかってくることもしみじみおおい。もう手遅れなのでしょうが。よくオジジになって、孫ができると、孫が可愛くてしかたがない、というような話を聞くけれども、あれもパパの一歳の頃とは、仕事ぶりもかわってきて、赤ん坊や小さな子どもへの接し方がかわってくるからなんでしょうね、たぶん。いや、まだ私には、わからないことなんですが。