現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

広島の原爆の日と日本国憲法前文


6日(水) 広島原爆の日
今日は農事組合の用事で、配布物を整理したり作ったりして、配る。
その他、家の用事であれこれ。


広島と長崎の原爆の日、それから終戦記念日
インターネットによって、簡単に日本国憲法の前文も読めるようになりました。八月は毎年、なんとなく憲法の前文を読むようなことになったりしています。


日本国憲法前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基づくものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。


立派な文章です。立派な文章だと思うのだが、この八月に、あるいは、憲法記念日に、この前文をきちんと新聞やテレビで紹介する記事や番組があるだろうか。日本国憲法は日本の最高法規なので、一年に一度くらい、テレビでもニュースでも、この前文くらいはきちんと紹介しつづけてもいいのではないか。せめて憲法の三原則、国民主権 、平和主義、基本的人権の尊重くらいは、学校の授業を受けてから何年も経つので、忘れかけている大人が多いのではないか。忘れていないにしても、腹の底におちていないんじゃないか。
さて、日本には、いろんなコメンテーター、ジャーナリスト、解説者、評論家がいらっしゃいますが、だれが上手にこの憲法の前文を解説・説明できるか、そういうテレビ番組があってもいい。
今、人気の池上彰氏でも林修先生でもいいが、できたら安倍晋三総理大臣や橋下徹氏、志位和夫氏などなど、いろんな政党の政治家の皆さんなら、なおさらいい。どんな言葉で憲法を解説していただけるのか、なんだか楽しみではある。ま、「読めば、わかるだろ!書いてある通りだ!バカモン!」でもいいのだが、選挙のことを考えると、わかりやすい解説をお願いしたい。世界で最も受けてみたい授業は「日本の総理大臣の日本国憲法」だな。「憲法講座」ならぬ、「憲法高座」にならないことを願うが、いやまて、「憲法高座」ならなおさらいいのかもしれない。笑いは心の奥底に響くのだ。
テレビ局のえらいさんは、考えてください。♪ヘイ!ミスター・テレビ局のプロデューサー。