現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

中晩稲「秋の詩」の稲刈り開始と『佐治敬三と開高健 最強のふたり』


21日(月) 敬老の日
午前中も籾擦り。午後も籾擦り。それからちょっと米袋をあちこち持つことがあって、左右とも握力を激しく使ったので、掌や指の筋肉がパンパンになる(笑)。こういう状態になると昔「少年ジャンプ」に連載されていた『ジャングルの王者ターちゃん♡』をふと思い出したりする。



朝、母がヌカ床からあげてきてくれたばかりの茄子のどぼ漬け。気温が下がってきて、またどぼ漬けがおいしく色鮮やかに漬るようになったと、母は満足げ。これぞ茄子紺ですな。


22日(火) 国民の休日
国民の休日国民の祝日国民の祝日に挟まれた日は国民の休日になるのだそうです。ただし1日限定。うーむ。なんだかなぁ。


今日から中晩稲「秋の詩」の稲刈り開始。好天に恵まれて気持ちよい一日だったのだが、途中、コンバインが刈取り不能になる。よくよく見てみたら、刈り刃は上下2枚あって、それがそれぞれ左右に動いているはずなのだが・・・。下の刈り刃の台の部分が途中で折れてしまっているではないかいな。いやはや。
仕方がないので、刈り刃を交換。今シーズン2回目だぜ。
その後は快調に刈取り。


北康利『佐治敬三開高健 最強のふたり』(講談社)読了。ずっと枕頭本にしていたのですが、やっと読み終えました。サントリーの70年の社史、開高と山口瞳の『やってみなはれみとくんなはれ』 (新潮文庫)と重なるところも多いのですが、おもしろく読めて楽しめました。週刊誌なんかでも、作家のスキャンダルは基本的に載せないので、断片的な書き方をしているところが多いのですが、この本ではわかりやすくまとまっています。しかし、開高健関係の本はほんとによく出ますなぁ。


あ、そうそう昨日の夕方、レノン号を散歩に連れ出した奥さんが帰ってくるなり、作業所で仕事していた僕に言うには、レノン号が田んぼでモグラを捕まえたとのこと。急に奥さんを引きづるように稲刈りの終わった田んぼに突進していったレノン号は、のそのそと田んぼを歩いていたモグラを捕まえたのだとか。奥さんはレノン号がモグラを食べてしまうのではないかと、びっくりしたようだったが、モグラは畔に穴をあけて水漏れさせたりするので、奥さんと一緒に帰ってきたレノン号に「やるなぁ!レノン!」と声をかけてやると、急にしっぽを振って、僕の方に寄ってこようとするので、まだリードを握ったままの奥さんは「なんや、レノン、わかるん?」などとおっしゃる。忠義なレノン号は奥さんの前で、面目を立ててくれたのでありました。