現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

精米と大麦の畦畔の草刈りと『羅生門』


 今日も朝からよく晴れている。
 苗代の様子を確認して、浸種の水の交換をする。
 それから午前中は精米など。
 午後からは大麦の圃場の畦畔の草刈りをする。うちの圃場だけすこし大麦の出穂が遅れている、と思っていましたが、概ね揃ったようで、ありがたいです。途中、雨が降ってきたりしたのだが、ま、少々濡れたが、なんとか切りのいいところまで、作業がすすめられた。明日は雨らしいし。


 黒澤明監督『羅生門』(1950)を観る。観るのは2回目か3回目なのだが、もう20年ほど経っているので、あれ?こんな話だっけ?というのがいくつかあったが、要するに芥川の『薮の中』の映画化なんだけれども、橋本忍黒澤明の脚本なので、最後の方にいろいろ話が付け加わっているんだな。ま、映画としては原作だけだと尻切れトンボのようになってしまうんだろうな。面白い映画だけれど、芥川の原作の方が、僕は好きかも。原作の方は短いし、何度も読んでいる。といってもこちらも最後に読んだのは、20年くらい前になるような気がするが(笑)。
 京マチ子さんは眉毛も半分剃った白塗りの顔で登場するんですが、映画の途中からどんどん迫力ある演技になってきてますね。
 今回の『羅生門』は「デジタル完全盤」というのをAmazonプライムで観たのですけれど、たしかに20年ほど前に観たレンタルビデオの画質とはぜんぜん違う感じがしました。1950年の映画ですけど、どちらがいいのかは、ちょっとわかりませんね。


 夜になってから風も強くなってきましたね。

 上の写真の大麦は、ほんとはもっと大きな画像を観てほしいけれど、朝日の逆光ですが、朝露が光ってました。下の苗代の「コシヒカリ」は最初に播種したやつです。あとから播種した「秋の詩」の方は今のところちょっと元気がない感じではあるのですが、これからどんどんよくなってくると思います。どうもね、暖かい出芽機から急に露地のプール苗代に並べるものですから、芽を出したばかりの苗にとっては、ちょっとショックが大きかったのかもしれません。