現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ファミリーマラソンと田んぼの四隅を掘って溝を繋げる

tsujii_hiroaki2007-10-09

7日(日)
お市ラソンの2キロファミリーの部に出る。うちの奥さんは次女と走り、僕は次男と走る。僕は携帯で次男の走りっぷりを撮りながら走ったので次男を抜いたり、抜かせたりしたし(ロクな写真は撮れなかったけど)、最後は手をつないでゴールが決まりなんですが、けっこう頑張りすぎて疲れました。まだ筋肉痛はきてないけど、あすには・・・。
午後は緑肥用にレンゲとナタネを撒くために田んぼをトラクタで起こす。ほんとはあまり起こさずに稲刈りする前ぐらいに播いたりするらしいのですが、小麦あとなので草も生えてきているので起こしたのです。


8日(月)
雨。
お昼前にすこし雨が上がったので先日トラクタで溝切りをしたところの四隅をスコップですこし溝を切る。
午後はBiNDを少し触ってみる。少し使い方になれたかな。でもこの程度のことならiWebでもできますな。やれやれ。


9日(火)
朝から一日田んぼの四隅の溝を切りをして昨日と今朝の雨でたまった水が流れるように手当てをする。トラクタで溝切りをしても端から端まではできなくて、最後にトラクタの長さの分だけ残ってしまうわけです。ここをスコップで掘って溝を作り、ぐるっと溝を繋げて排水するというわけですね。ところがこれがなかなかしんどい作業で、スコップ仕事はほんと疲れます。農業も機械化されてきているわけだけど、ちょこちょこした仕事はまだまだスコップや鍬仕事になるわけで、僕のように農業の年季の浅いものには辛いものです。もっとも年季のいったお百姓さんにとっても辛いのは辛いのでしょうけど。
今日の日本農業新聞は米の話題で一面から二面にかけていっぱい。見出しだけでも、
▼「狂った計画 07年産米激震 1」最安値 農家に衝撃 米余り
▼2025年予測 米の消費2割減 農水省 主食外の開拓探る
▼「日本の食料自給率 「低い」が8割 全中調べ」
▼富山JAなのはな 米輸出へ中国調査
▼「農政改革 1 水田農業の再構築」 米の過剰が表面化も
直接米の話ではありませんでしたが、
▼論説「IFAJ大会/日本農業発信に手応え」ではオーストラリアのABC放送のファーレイ記者のコメントが紹介されていました。
「日本に行くまで、私には800%もの関税で保護する米というのは、ただ異様としか思えなかった。しかし、次のような事実を勘案して考えてみたい。6割の食料を輸入に依存し、稲作農家の平均年齢が65歳を超え、米消費が過去50年間で半減し、低米価で多くの農家が危機に直面し、国土の70%では農業ができない。これらの条件をそっくりわが国に持ってきたと仮定したら、オーストラリアの農家は、安い外米に対する関税をどのように感じるのだろうか」
というわけで米の話題が満載でした。米作っている百姓にとっていいニューズはどれ?


コピーライターが学生のなりたい職業のナンバーワンだった(?)1980年代前半に学生時代を過ごしたものとしては、また当時『コマーシャル・フォト』をどういうわけか定期購読していたものとしては、サントリーのコマーシャルは気になったりするのですが、やっぱりムードがあっていいのはビールの方ではなくウィスキーの方ですな。なかでもオールドや角瓶のCM。角瓶と岩波文庫漱石の「こころ」をもって旅するシリーズやオールドの「恋は遠い日の花火ではない」とか。
農協はサントリーの宣伝部にご飯を食べてもらうTVCMや新聞広告を作ってもらったらどうだ?サントリーもお米の宣伝では力が入らないか。いや、サントリーのサイトに壁紙やらスクリーンセーバーやら角瓶のやらオールドのやらがあるぜ、と教えてもらったのでした。