現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦の圃場の溝切りと農文協の営業の人と話す

tsujii_hiroaki2007-10-16

15日(月)
朝から気持ちいい天気。午前中に一枚、溝切りをして、午後は二枚の溝切り。ほんとはもう少しやりたいところだけど、田んぼの乾き具合を見ながらボチボチと作業という感じです。このところ雨も降らずよい天気が続いていてありがたいこと。この天気回りを利用して少しずつ溝を切っていって田んぼを乾かしたいところ。だいたい30aで一枚の田んぼで7本くらい縦に溝を切っています。小麦のあと大豆を植える予定なので、その時のことを考えながら畝の幅を計算しなければないません。
今日は溝切りしている培土板の取り付け位置や角度を微調整したのでなかなかうまく溝が切れました。


農と自然の研究所から宇根豊『天地有情の農学』(コモンズ)が届く。2007年の7月に出た本で、農業関係の本はわりと古い古典的な本を読むことが多かったので、新しいのは久しぶり。宇根豊さんの本は減農薬と田んぼの虫の本を読んでいますが、これも楽しみです。


16日(火)
今日はうす雲が広がっているが、あまり風もなくすごしやすい。
長男が先日から風邪で、というか次女の風邪から始まって、次男と続いて長男へうつっていったのですが、長男は昨日は学校を休んだが、今日から中間試験だそうで、軽トラに自転車を積んで学校まで送ってやる。帰りは自分で帰ってくるという。


朝、仕事に出ようとするところに、家に農文協の営業の人がきた。ホンダのカブのようなバイクに乗ってジャンパーに長靴姿でした。いやはや。「怪しげなカッコですよねぇ」とご自分でもおっしゃってましたが、若い人でした。農文協には定期購読している雑誌があり、ネットの会員であったりしているので、僕からこのあたりの農業の状況を聞き出して、農文協の本を買ってくれる百姓の掘り起こしをしようということでした。「うちの本や雑誌は図書館に置かれることも多くなりましたし。ま、書店で買ってもらっているのかもしれませんけど。でも、うちと取引のある農家の方、滋賀県は少ないんですよねぇ。近畿の米所で農家の数はそこそこ多いんですけどね。」とのことでした。まあ、農文協の雑誌『現代農業』もマンネリだからなぁ。そういえば初めて買った農文協の『うかたま』の最新号はすばらしかったです。特集は「愛しの白いごはん」。
昨日だったかも参議院予算委員会国会中継で米価の下落についてどこかの議員さんが質問しておられました(ラジオで少し聴いていただけなのでなんという議員さんかわかりませんが)、「ご飯茶碗一杯のお米の値段は22円。消費者の中にだって、この値段ではおかしい、と思っている人はたくさんいますよ!」と。わりと大きな声で。パフォーマンスでしょうけど。


で、15分ほど農文協の営業さんとあれこれ話して、2種類の事典を薦められて、ま、考えておきます。と返事して、田んぼへ。
今日も一日田んぼで小麦の圃場の溝切り。今日も三枚をボチボチとなんとか終える。帰り際、夕焼けで西の空の雲がものすごく赤くなっていた。明日も晴れるか。


夜はPTAの役員会。