現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「秋の詩」に穂肥の追加と長浜の花火





朝から草刈り。
昼前に晩稲の「秋の詩」の葉の色がもう少し濃くてもいいのではないか、とすこし穂肥を追加してみた。といっても窒素で1kgほどなんだけど。あまりやり過ぎて倒してしまっては元も子もない。「秋の詩」はまだ穂も出ていないのだが、ゆっくり生長してきているはずだ。どどーんと長い大きな穂を出してきて欲しいものだ。


夜、長浜の花火だというので、子供たちをつれて観に出る。北陸自動車道路をくぐり姉川の堤防を越え、田んぼの中の道に車を止めて見物。ちょっと遠いけどほとんど障害物もないし、辺りは暗いし、花火見物には最高のロケーション。子供たちはサンルーフをあけて車の屋根からみてる。なにやら涼しい風がちろちろと吹くし、どういうわけか蚊の襲撃にもあわず気持ちがいい。僕は三脚をセットして花火の写真に挑戦。なかなかうまくはいきません。多重露光をやってみたかったのですが、うまくいかないのでPhotoshop Elementsで盛大に重ねてみました。これくらい重ねないと実際の花火の迫力美しさには追いつけないような。


昔、ペンタックスのME-スーパー(初めて買ったカメラ。小さくて軽くて楽だった。でも設定をダイヤルでなくボタン式だったのがどうなのか)とかキャノンのNewーF1とかを使っていた時はもう暗闇だろうが目をつぶっていようが、だいたいさっさと設定の切り替えなんかも出来たのだが、今のニコンD−40は使い慣れないものだから、暗闇の中でシャッタースピードをバルブに出来ない始末。いやはや。まあ、しかしデジカメのいいところは撮影したやつをすぐに見られるところで、見ながらシャッタースピードやら絞り値を動かせるところ。とりあえず絞りはF8くらいにシャッタースピードは4秒から1/60くらいであれこれ試してみました。


結局バルブ撮影の方法がわからなかったので、やれやれ、とりあえずたくさん撮っておいてPhotoshop Elementsで合成することに。で、できあがったのが右の写真です。うーむ。本当はちゃんと打ち上げ場所の湖岸まで(広角レンズで狙えるようなところ)行って、湖面に映る花火やらライトアップされている長浜城やらも入れながら撮るというのが基本なんだろうけど。これでは花火だと言われて花火だとは思うだろうけど、長浜の夏の夜空の花火という感じではないよなぁ。いや、まあいいんですけどね。


デジカメになってフィルムのことを意識せずにバンバン写真がとれるようになったのはすごくありがたいことだけど、もうあれこれ考えてカシャッとシャッターを押す感動はなくなってしまったなぁ。たくさん撮ってたくさん捨ててという感じだし、だいたいの設定でちゃんとカメラがそこそこきれいに撮ってくれるからカメラの機能も覚えられない。少々の失敗もパソコンで直せてしまったりする。情けないことなのか、ありがたいことなのか。素晴らしいことなんだろう。いや、ほんと。