現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

男の料理教室

男の料理教室

営農組合の男の(男女共同参画)料理教室があったので参加してきました。
最初は法人化や経営移譲のあれこれというお話で研修を一時間受けて、その後料理教室。


今回はメニューも豊富でなかなか豪勢でした。まず「ギョウザ」。学生時代飛騨高山のペンションでアルバイトをしていた時に何度かギョウザを作ったことはあるのですが久しぶり。具を混ぜ合わせるのも楽しいけど、なんといってもわーわー言いながらギョウザの皮で包むのが楽しい。農家の奥様方も参加していてくださるので(というか奥様方の主催なんですけど)、みんなそれぞれのところでギョウザの包み方を伝授されてきているのでそれぞれ違うんですよね。なかなか王将のようにはいきません。具をたくさん入れたほうがうまいんだ!という意見もあれば、具が多いときちんと包めないから少なめでいいんだ、という意見もありましたね。おいしくできました。


次は「おからメンチカツ」もちろん豚肉ミンチも入れるのですけど、おからも入れるヘルシーメニュー。初めて揚物に挑戦しました。ちょっと揚げ過ぎて色が黒くなってしまいましたが、いい経験でした。大根おろしソースも僕が担当して作ったのですが、評判が良かったです。でもおからメンチカツの方は「うーむ。おからやな。うーむ。おからですな。」ということでした。


「発芽ごはんハンバーグ」は牛挽肉に発芽ごはんを混ぜるというハンバーグ。これまたヘルシーメニューで、なかなかいける味でした、というか美味かったです。発芽ごはんをどう作るのか、というところを充分聞けなかったのですが、ハンバーグにごはんを混ぜるとは・・・。最初はどうかと思いましたが、しっかりハンバーグの味で特製ソースも良かったのか、美味しくいただけました。


「大根とエリンギのすまし汁」これは僕はノータッチで奥様方に作っていただきましたが、もう最高に美味かったです。


それからデザートの「ミルクくず餅」いやー牛乳の香りが口一杯に広がってさっぱりとしてムチャクチャ美味いです。家に持って帰ってきたら子供たちにも大好評!ということは本物の味です。


男の料理教室ということで、どうも包丁さばきがもうひとつなんですね。みじん切りと言われるのですが、もうひとつ微塵になっていないというか、微塵にできないというか。それから量が、いくら男だといっても牛や馬ではないのですから、いくらでも食べられるというわけではないのに、あるだけみんな切って微塵にしてしまうものだからミンチカツもハンバーグもサイズがでかすぎた、というような反省点はありますが、楽しく豪華なお料理体験できました。農家の奥様方に感謝感謝。


というわけで昼食はしっかり食べられたのですぐに青申の入力をする気力がでず(なんでや?)西部劇の映画をDVDで観る。ウィリアム・ワイラー監督『西部の男』主演はゲーリー・クーパー。助演がウォルター・ブレナン。1940年の映画。西部開拓におけるカウボーイと開拓農民の対立ということが根底にあるのですが、そこはワイラーの映画ですから楽しめました。開拓農民がトウモロコシの収穫祭をするのです。神と大地と自然の恵みに感謝を捧げるお祭り。開拓農民が毎日の食事の前の感謝のお祈りをする。洋の東西を問わず農家の心は同じですね。旅の流れ者のゲーリー・クーパーは食事の前の感謝のお祈りに戸惑った表情なんですけどね。


ひらのこぼ『俳句がうまくなる100の発想法』読了。コピーライターによる俳句の詠み方で、示唆に富む内容でした。しかし読んだからといって俳句がうまくなるとは限りませんけれども。