現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲が倒伏した田んぼの稲刈りと月の変化

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8日(火)
やはり乾燥機のプーリーのベアリングが壊れていた。朝一番に見に来てもらって、壊れたところを外し、在庫があればすぐに持ってくるし、なければ注文ということになるよ、ということでした。仕方がないので、米を出荷し、稲刈りに出る。でも籾を持ってかえってくることができないので、農協のカントリーに出すことに。カントリーエレベータに籾を持ち込めば、乾燥調整をしてくれて、後でその手数料を引いて、出荷分が通帳に振り込まれるというシステムです。でも手数料がそこそこいるし、よほど天気の都合でどんどん刈り取らねばならないという時以外は利用していないのですが、乾燥機が壊れてしまっては仕方がありません。二反分ほど持ち込みましたが、しばらくしたら乾燥機が直って動いていました。稲刈りしている間にベアリングを交換しておいてもらったようです。ありがたい。
夕暮れに乾燥が終わったので、籾擦り。その後、今日刈ってきた籾を入れる。


9日(水)
朝、昨夜の籾擦りのぬかを捨てにいく。
米の出荷などをして、籾擦り。
また米を出荷して、稲刈り。
昨日からの稲刈りは、五月中旬植えのコシヒカリですが、これが3/4ほど倒伏してしまって、稲刈りにも時間がかかります。だんわりと倒れていた稲もここ数日でしっかり倒れてしまいました。やれやれ。


30kgの米の袋を毎日いくつも担いでいるせいかなぁ、それとも先日の土俵作りのときのかけややスコップ作業のせいかなぁ、左手の手のひらというか親指と人差し指の間が筋肉痛。


うちの米の乾燥機はプログラムタイマーなるものがついているのだが、なんのことはないタイマーでオンオフができるというだけのきわめて単純なもので、温度や水分にあわせてプログラムができるわけではないので、最初の三時間は送風だけ、次の三時間は38度で温風を、水分が20%になったら45度で温風を送るなどというような細かな管理はできないので、僕が手動でやるしかない。それでまあ手動でやるわけです。水分の動きによっては深夜に調節しなくては行けないのです。


すると、作業所に出るたびに、このところの好天続きですから、先日の満月以来、月が欠けていく様子が毎日観察できています。
今月の5日が十五夜として、6日は「十六夜(いざよい)」です。「いさよふ」は流れがたゆたってなかなか進まぬさまをいう意味です。月と地球と太陽の位置関係を頭の中に描ければわかりますが、満月は日没とほぼ同時に昇ってきます。満月を過ぎた月は約50分づつ遅れて出ますから、昔の人はそれを待ち望む気持ちからそんな名前がついたのでしょうね。
7日は「立ち待ち月」(十七夜)月の出は十六夜よりもっと遅いですが、庭を散策したり佇んだりするうちすぐに昇ってくる月。座るまでもなく立って待っているうちに出る月ということです。
8日は「居待ち月」陰暦十八夜ともなると月の出もかなり遅いので縁側や座敷に座って月を待つという意味ですね。
今夜9日は「寝待ち月」月の出がかなり遅いので、横になって寝転がって待つ月です。だいぶ姿も欠けてきていますよ。
満月の頃は明るくて星もあまり見えませんが、今日はいくつも星座が確認できました。って知っている有名な星座しかわかりませんが。カシオペア白鳥座、夏の第三角、それから木星も。