現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

土俵作りと乾燥機のトラブル

秋の田んぼ2

好天に恵まれて稲刈りは順調。
6日の午後は神社の秋祭りに行われる奉納子供相撲の土俵作りに出る。その時間は父がコンバインに乗って稲刈りをしてもらう。
土俵作りは三回目。スコップで土を起こして柔らかくして通しで石を除いて、水平をとって塩と水で固めていく。それから土俵の俵を藁と縄で作っていくのだが、藁を締めていくのに縄結びというのを地域のお百姓に習いながら俵を作っていったのですが、あーた、新米百姓としては、こういうことは頑張らねばならないのですが、悲しいかな藁縄を使うようなことがないし、山登りでエイトノットやフィッシャーマンズノットとか、ロープワークはすこし学んだのだが…、藁結びなるものも知らないので「あーた、農家なのに知らんのか?」などと失笑を買いつつ、覚えました。えーっとどこかで覚えた結び方だったのですが、忘れていました、…たぶん。
なんとか土俵は完成しましたが、なんですね、縄で藁を締める結び方、土を堅く締める方法(要するに三和土ですな。今回は石灰は使わなかったですけど。)など、だれがいつどのように考えたのか思いついたのか、昔の人の知恵に感心しながらの土俵作りでした。


今日(7日)も順調に稲刈りが進んだのでしたが、夜、地域の広報紙の編集会議が終わってかえってくると乾燥機が止まっているではありませんか。やれやれ。夜遅くから携帯電話で農協の農機の方に電話すると、あれこれどこを見ればいいか指示してもらって、あれこれ調べる。米が詰まったのかと思たけど、単に米が詰まっただけでなく、螺旋で米を送っていくプーリーのベアリングが壊れてしまったような感じ。
乾燥機が止まってしまっては、明日からの作業に差し支えるので、携帯で指示をもらいながら汗だくになって深夜の作業になったけれども、携帯電話の便利さと農機の職員さんに感謝。ああ、でもすぐに直るのかなぁ?いやはや、というところ。


すでに8日となり丑三つ時だけれど、iTunesから大滝詠一『A LONG VACATION 』が流れ出してきて、うひゃーっとなって、ヘッドホンで聞きながら、次々、静かに歌ってしまうのでありました。