現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

カルタ「源平戦」


昼前から雪。気温も下がってきているので、何だか積もりそうな気配。


今日もカルタ。先日子供たちも読んだマンガの『ちはやふる』の影響もあるし、競技カルタのようにはいきませんが、ばらまきのカルタではなくて、「源平戦」という対抗戦にする。
中学生の時、初めて授業でカルタをし、学校の斡旋で百人一首のカルタを買ったので、それまではカルタとは無縁でありました。四つ五つ有名な歌も覚えたのでしょうけれど、お正月友達の家に遊びに行ったら、カルタをすることになりました。対戦は僕とその友達。読み手はその友達のお母さんです。その時教えてもらったのが、「源平戦」というやつ。それまではばらまきのゲームしか知らなかったのですが、ばらまきより取るのが速くなるし、覚えている札は圧倒的に有利になるし、おもしろかったのでした。と、同時に自分の家とは違う教養のようなものを強く意識しました。友達のお母さんはなめらかに歌を読んでくださるし、友達は友達で覚えている歌がいくつもあって、「むすめふさほせ」だの決まり字のことを教えてもらったのですが、そんなのすぐには頭に入りませんわねぇ。正月に親戚の子供たちが集まって、源平戦で盛り上がっている図、というのは教養というか文化水準というか、なんだか圧倒される感覚で、「これはかなわん」と思ったのをよく覚えています。
そんなこんなで子供たちに源平戦を教える。いや、うちでも盛り上がりました。これで、うちの家の文化水準もいささか上がったか。しかし、うちは「坊主めくり」で一番盛り上がる文化水準だからなぁ。まあ、うーむ、というところ。


夜は寄り合い。