現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ストーンズとシークレットサービスと直筆版

29日(木)
朝から雨。降ったりやんだり。
何をしていたのか、すでに思い出せない(笑)。
でもとにかく雨はありがたいです。
あ、『STONES IN EXILE〜「メインストリートのならず者」の真実』を観る。うーむ。本で読んで知っていた知識が映像になっていた。キースの借りていた家の地下室が録音場所だったのですが、うーむ。素晴らしい家。素晴らしい環境。そして頽廃。あの頃を思い出して登場する人々がみんなおじいさんというかおばあさんというか、なかなかすさまじいです。でも、乗りに乗っていたんですなぁ。『メインストリートのならず者』僕もレコードで持っていますが、確かに名盤です。


30日(金)
終日、草刈り。
夜、ヴォルフガング・ペーターゼン監督『ザ・シークレットサービス』を観る。主演はクリント・イーストウッド。なるほどすでにアクションシーンは辛そうですが、それがそのまま演技になっていますなぁ。カッコいいです。ここんところ、クリント・イーストウッド関連のDVDをいくつか観ているのだが、まあ、当然ですが、自分の魅力をよくわかっているのでしょうなぁ。そうでなくては、監督して主演して、なんてことは普通の感覚では難しいと思います。北野武もそうなのでしょうね。北野武監督の作品はぜんぜん観ていないのですが。


道路の法面の草刈りをしたからでしょうか、背中の右の肩甲骨と背骨の間に激しい痛みというか凝りというか。


夜、けっこう激しく降る。


31日(土)
次男の野球の交流試合で大垣の赤坂へ、応援と審判。朝方、けっこう激しい雨が降ったが、日中は晴れる。


開高健関連の本が三冊Amazonから届く。届くといったって、クリックして買ってしまったのだが。

『長靴を履いた開高健』は未読だったので、買いました。帯に「小説家・開高健が書かなかった釣り師・開高健の釣魚大全」とあります。たぶんおもしろいと思います。
直筆版なんてのを自分が買う、というか世に出るとは思っていませんでした。『オーパ!』の方は実寸(?)で原稿用紙をコピーした本で新しい高橋昇の写真も入っています。『夏の闇』の方は長いということもあるのでしょうし、原稿用紙の51%の縮刷版です。
もう頭の中にうろがきているので、はっきりしないのだが、たぶん開高健だと思うのですが、“文字が活字になってこその客観性が生まれる”みたいなことをどこかに書いていたように覚えているのですが・・・・・。開高健も生きていたら、この手の本を出すのは許さなかったのではないかなぁ。でも開高健は生きているうちから自分の箴言集みたいな本を出していたからなぁ。心底、驚いたのだけれど、それでも買ってしまったからなぁ。今回も買ってしまいました。
開高健の直筆。まだぺらっと見ただけですが、読みやすい字です。でもやっぱりちゃんとした活字の方が、読みやすいことは読みやすいです。『オーパ!』の方の解説は重松清。「そしてなにより、開高健にはとにかく“信奉者”とも呼ぶべきファンが多い。」なんて文が出てくるけれど、ああ、僕もファンです。ただあの声と話し方にはいまでもドキッとなります。