現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

土から生まれた言葉

今日から仕事始め。でも朝のうちは天気が良かったのですが、お昼前から時雨れてきて、その後はずっと時雨模様。寒いです。


前にも書いた農協でコピーしてもらった「家の光」創刊85周年記念特別企画『ここで生きる』には「再録-85年の足跡 土から生まれた言葉」というのがあります。たぶん編集者が選んだのでしょうか、“85年の記事の中から農家や著名人が発した珠玉の言葉を再録しました”とある。その一部をゆっくりタイプしてみました。













掲載された年と号が書いてあるのがミソですね。それで短い文章(たぶん長い文章の一部分を抽出したものだと思いますが)なのに、ぐっと想像力が働きます。今の若い人だと昭和の30年代、40年代なんていうのは生まれる前なわけで、よくわからないでしょうね。わたしも30年代半ばの生まれですから、30年代はもうよくわかりませんが、わずかに残っているわたしの生まれたころの父母の服装や家の中の様子で雰囲気はわかります。
もちろんここに書いてある通りのことはできませんけれど、心打たれた文章がいくつもありました。暮らしぶりはずいぶん変わってしまいましたが、農の営みや誇り、喜び、家族の絆といったものは、変わらずにあると思いたいです。
最初に著名人と書いてあるのは、住井すゑ武者小路実篤井上ひさし湯川秀樹水上勉立松和平の文章なんだと思いますが、どれもこれも土から離れた理屈っぽい文章で農家の言葉と比べると、もう一つというところです。