現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

若者たちは米に戻ってきている?!

雪山のテント泊

朝の犬の散歩の時、さーっと朝日が金糞岳を照して黄金色に輝く一瞬があったのだが、手元にカメラもiPhoneももっていなかったので、写すことができず。小谷山も己高山も金糞岳も七尾山も伊吹山も真っ白です。今朝の積雪はこのあたりで新たに2センチほどですが、山の上はどれくらいあるんでしょうか。寒いだろうなぁ。
何度か1000メートル級の滋賀の冬の山の上で雪の上にテントを張って眠ったことがあるのですが、まあ、ほんとに寒いですからね。テントには冬用の外張りをつけて、テントの中は銀マットにエアマットを敷き、ホットウイスキーやラーメンで体を温め、とにかく着られるものはすべて着て、靴下と背中にはホッカイロを貼り、最高級とはいきませんが、少し高い羽毛のシュラフシュラフカバーをかけて寝ます。
寒かったけど、愉しかったなぁ。それぞれが担ぎ上げてきたアルコールを回して、ちびりちびりとやりつつ、よもやま話。もう冬の山に登らなくなって10年ほどになる。


終日、大豆の選別。寒いが、まあ今日は大豆の袋を担ぎ上げたり、動きがある作業なので、なんとか終える。

今を聞く 米消費拡大若者を的に   森久美子氏
米の価格が10㎏4000円とすると、ご飯一膳分は32円。一合で65円ぐらい。ご飯は高くない。大学生らに聞くと、炊いたご飯を小分けにして冷凍し、食べる分だけ電子レンジで解凍する工夫をしている。生産者米価が安いことは問題だが、それを横に置くと、若者にすれば倹約のために「ご飯は最強」という。
昭和30、40年代には、米飯給食はなく、昭和51年(1976年)に登場した。現在は全国平均で3回ほどある。平日の昼食5回のうち3回はご飯を食べていることになり、給食でコッペパンを食べて育った世代とは嗜好が変わっている。
全体的に米の消費量は落ちているが、好みとしては米が好きだという若者が増え、50代より10代、20代の方がご飯を食べる回数が多い。舌で覚えた味は忘れない。
若者たちは米に戻ってきている。これを踏まえてどうアプローチするかを考えないと、消費拡大にはならない。


と、作家の森久美子さんが7日に札幌市であった高校の農業科担当教諭らの研究集会でお話しなったと日本農業新聞が伝えていました。記事は講演の要約ですね。うーむ。いや、若者が米に戻ってきているのなら本当にうれしいのですが。


正月明けからここ一週間ほどのハンバーガーチェーン店のテレビやラジオでの宣伝のすさまじさはどうなんだ、と思っていたところです。テレビではモスバーガーが取り上げられ、モスバーガーの作られる工程を社長さんも登場して、どんどんご紹介になり、出演しているタレントさんの驚きと感嘆の声とコメントですすめられるという、いやはやな番組でしたが、ラジオでも今度はマクド(関東ではマックと呼ばれているそうですが、フランスでも「マクドゥー」らしいです。)のキャンペーンなのか、とりあえずスポンサー番組なので、二人のDJさんが、繰り返し繰り返しマクドの期間限定テキサスバーガーをうまいうまいと連呼しているという掛け合い漫才のような番組。うーむ。これもいやはやだなぁ、と思っていた次第。
マ、たまにはハンバーガーもいいんですけれどね。


夕方、ついでに寄ったお酒のディスカウント店でスペインのイネディットというビールを買う。“日本初上陸!ワイン(シャンパン)のように飲むビール”というポップ広告に躍らされたのだが、夜、飲んでみた。うーむ。やっぱり僕は日本のビールが好きです。