午前中は先週につづきまして、新田地区の用水路掃除。皆さんのおかげで水路もきれいになりました。その後、役員でコーキング剤を使って少し水路の補修をする。
午後は苗代の苗箱を並べる床を作る。
- 全面代かきをする。
- 四、五日して、ある程度泥が落ち着いたら、水位さげてひたひたにする。
- ある程度平鍬などで全体をみて高低を均す。
- 幅を計算して竹などを挿して印をつける。
- トラクタのロータリーで箱を並べるところをもう一度平らに均す。
- トラクタのタイヤで溝をつける。
- 馬鍬等で箱を並べるところを均す。
- 最後に板で均す。
- 乾かないように水を入れておく
何度もブログの中で書いているけれども「米作り、飯になるまで水加減」という口伝があるように、この苗代の床づくりも水加減で土の高低をみて、水平になるように均していくのであります。高低があると苗箱を並べたときに、水のつくところ乾いてしまうところができてはまずいわけですからね。水の加減をしながら、高低をみて、鍬や板で均していくわけです。
農協の試験した結果では、今年の種籾はどうも発芽が揃い難いということでした。どうも去年の猛暑の影響かもしれません。浸種の時間を長くとった方がいいということなので、予定より芽出し・種落としを遅らせようかと思っています。
今日も風が冷たかったし、気温がもう一つ上がっていないような気もするので。気象庁の予報では4月になると、わりと気温は上がってくると言っていますね。
今日、同じ町内の幼稚園からの同級生(実は誕生日も同じなのだ)の家を用事があって訪ねたら、「まあ、あがってお茶でも飲んでいってえな」と言われてたので、まあ、同級生の家でもあるので、遠慮なく上がらせてもらって、お茶をいただいた。ふと見ると、文庫本が10冊くらい畳の上に積んであって、その一番上に藤沢周平がのっている。「お、藤沢周平やんか」というと「おお、好きなんよ。今、本屋で買ってきたばかりよ」などと言うので、藤沢周平談議に花を咲かせる。僕が図書館で藤沢周平全集を三年かかって全部読んだ、というと、「あら、ほんま?これはやられました」と言うのだけれど、『蝉しぐれ』も『用心棒シリーズ』も『隠し剣シリーズ』も『彫師伊之助シリーズ』も『獄医立花登シリーズ』もまあ、とにかくたくさん再読、三読、四読、繰り返し読んでいるのだ、ということでありました。青江又八郎や佐知について、また牧文四郎について話ができる男が、こんなすぐお隣に住んでいようとは。むちゃくちゃ楽しい時間でした。