現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

除草機でよれよれになる

チェーン除草機をつくる

昨日は朝から快晴、とはいかないけれど、薄曇りの晴れ、という感じでしょうか。田回りしてきたあと、完全無農薬有機栽培米のチェーン除草をやりました。「日本晴」の方は2回目、「コシヒカリ」の方は初めてです。「日本晴」のほうは、相変わらず、ほとんど雑草の発生がみられませんね。素晴らしい!!菜の花の有機酸の除草効果が効いているのでしょうか。ところが「コシヒカリ」の方は、あらあらあら、田植えから9日目。畦畔から観ているだけでは気がつきませんでしたが、ですが、ヒエが1センチくらいに伸びていますね。いやはや。もちろん、水の中にまだあるのですが、少し緑色になって田んぼの泥の上にいささかカールするようにして出てきています。うーむ。これはチェーン除草のチェーンの威力を見せてやるときではありますね。


前回、アングルから下げたチェーンとチェーンの間隔が5cmほどあったので、今回は60cmのチェーンをループにしてチェーンの間隔を3cmほどにしてみた。いや、ホームセンターで一つ140円の小さいカラビナみたいなのが11個しか手に入らなかったので、ループにしたのは11本で残りのは25本は60cmのままでやってみました。どっちがいいのかはまだよくわからない。チェーン除草すると泥が舞い上がって濁るので、どういう結果になっているかは、しばらくして水が澄んでからです。
それと「コシヒカリ」の田んぼでヒエが見えたのは、水位が低かったのかもしれないので、尻水戸を少し上げてみた。うーむ。さてさて。


2反の一枚の田んぼに1時間ちょっと。3反一枚の田んぼに一時間半というところでしょうか。田んぼの中をチェーン除草機をズルズルと引きずりました。大汗をかき、汗が目に入るので目が赤く充血したりするのですが、自分の田んぼの中をちゃんと歩いてみる、って大事なことだと思います。はい。草の生え具合やイネの様子、それからカエルやオタマジャクシやゲンゴロウやミジンコや、なんだかわけのわからないものまで、を観ながら歩くのですから、しんどいですが、悪くはない気分です。
しかしなかなか大変なので、田植え機でチェーンを引っ張ったらどうかと考えている。うーむ。いや、午後は体がよれよれで仕事になりませんでした(笑)。


長女の部活動の弓道の最後の大会が昨日から行われていて、長女は十日ほど前に弦が切れて新しいのに交換したこともあるのかもしれないけれど、絶不調。ちょっと元気がないが、でもそういうこともあるよなぁ。最後の大会で結果が出なかったのは悔しいだろうけれど、そういうことはよくあることだし、あれも経験、これも経験、長女の人生はまだ始まったばかりのようなものなのだから、次々どんどん目の前に出てくることに興味いっぱいで頑張っていってほしい。
今日は遠的(遠くの的に当てる競技)なので、学校のグランドで大会があったようです。今日の午前中は父と奥さんが応援にいって、カメラで様子も撮ってきてくれた。今まではこういうとき、デジカメの写真をプリントして観ていたのですが、今はiPadに送って、iPadで居間でみんなで観られるのが、すごくいい。


ポッドキャストというのがよくわからんのやけど、【山の声〜ある登山者の追想】というラジオドラマがポッドキャストになっています。大正から昭和にかけて活躍した登山家、加藤文太郎という登山家についてのラジオドラマです。加藤文太郎については『単独行』が有名やが、新田次郎の『孤高の人』の方がもっと有名かも。といって、『単独行』は読んだけれど、『孤高の人』はまだ読んでいない。でも『単独行』はなかなかよかったです。
この【山の声〜ある登山者の追想】のラジオドラマもなかなかいいです。詩的です。というか山の文章はわりと詩的なんです。山歩きをしていた頃は北アルプス中央アルプス南アルプスも登りやすいところは、どんどん歩いたし、滋賀県の山はだいたい歩いたけれど、山を登る人の山の文章というのも、ある意味一つのジャンルみたいになっていますからね。白山書房の季刊『山の本』もなかなかあまり読めんのやが、みんな名文を寄せています。うーむ。一つのジャンルですね。
【山の声〜ある登山者の追想】のラジオドラマそこそこ長いので、時間のあるときにでもどうぞ。