現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

チェーン除草こぼれ話

4日(土)
昨日はあれは何をしてたんや?何を引いてたん?とご近所のベテラン農家の方から聞かれました(笑)。
「ええ、無農薬の田んぼで除草剤を使っていないので、除草にチェーンを引いたんです。」
「ああん、ほうか、なにを引いてるんかなぁ、と思て見てたんや。」
「昨日も蒸し暑かったし、へろへろになりましたわ。」
「ほやろ。田植え機で引いたら、どうやいな。」
「ほれも、考えてはいるんですが、苗、踏んだりしそうですしね。」
「まあ、ほやけど、体、疲れささんようにするのも大事やでな。」
「ほうですね。」
「わしら、もうだいたい無理できん、体やし。動けんけど。あんたら面積も多いんやし、これからなんやから、最初から、体、無理せんように考えたほうがええで。体はまだまだ動くやろけど。」
「いやいや、もうだいぶ無理できん体になってきてます。」
「わし、まあ溝切り機な、去年跨がるやつ、買うたんや。田んぼの中、歩かんでええさかいな。一昨年、試しに使わしてもろて、楽やったんや。もうあかんわな。去年、溝切り機のクラッチ板が滑るようになってもて、田んぼの中で動かんようになってもたので、ええのん持ってこい!いうたら、すぐに持ってきょったわ。」
「いや、よーわかるんですけど、まだうちの溝切り機も動いてますで、動いてるのに、新しいの、というのも、ちょっと踏ん切りが・・・。」
「あはははは。ほうやな。米代も安いのに、機械ばっかり買うてられへんでな。ほんまやな。ほんでもあんたら、これからどんどん面積もひろげてもらわんならんし、百姓は身体が資本やでな。楽できるとこは、楽するように考えなあかんでぇ。」
いや、溝切り機も田植え機も、考えてはいるのですが、今年は籾殻を田んぼに撒くやつを導入しようと思っているので、経済的事情で、どうしようか考えているところです。


5日(日)曇
農事組合の役員で用水の池やポンプ小屋回りの草刈りにでる。
「こないだ、頑張ってたんは、無農薬の田んぼかぁ?」
「ほうなんよ」
「いつから牛になったんかとおもたわ?」などと、チェーン除草のことを冷やかされる(笑)。まあ、あの姿を見たら、一言冷やかしたくなりますわな。というか、見てて何も言われなかったらそれもちょっと寂しいくらいのものでしょう(笑)。「コシヒカリ」の方の田んぼで、少し生えてきていたヒエが気にかかる。うまく除草できたのか?


長女の自転車のパンク。後輪のチューブを出してみたら、バルブのすぐ脇のところが切れていた。まだ買って半年も経っていない新しいチューブなのに。やれやれ。ものがよくなかったとしか言いようがない。


GoogleマップGoogle Earthのこのあたりの写真画像が更新されていた。去年の6月10日の撮影みたいですね。すごい。いや、すごいのは知っていましたけれど、一枚一枚田んぼがはっきり映っているので、この画像を利用して、田んぼの管理とかできそうな感じ。


写真は昨日撮ったうちの庭の花々。奥さんと母と父があれこれ手入れしています。植木は父、畑の花は母。プランターや鉢物は奥さんというようなおおまかな分担でしょうか。僕のでるところはない、というか庭木の葉刈りぐらいは習っておかないといけませんわな。例によってPhotoshop Elementsでコンタクトシートを作る。でき上がったのを見ていたら『画家と庭師とカンパーニュ』という映画を思い出しました。いや、DVDを買ったのだが、いい映画でした、というか本当にフランスの田舎の美しさというのがあふれている映画だったのですが、なんだいうちも負けていないじゃないか(笑)、と六月のうちの庭です。