現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

村上春樹の「カタルーニャ国際賞」の授賞式でのスピーチ


朝のうちは、雨。近畿も南部の方では大雨洪水警報なんかもでているが、このあたりはありがたいことにそこそこ降ったという雨。朝、田回りをしたら、どの田んぼも満々の水でありました。


雨なので、午前中は書類の整理や部屋の掃除など。


村上春樹の「カタルーニャ国際賞」の授賞式でのスピーチをYouTubeで観る。ああ、スピーチの原稿も全文載っているんですね。(あの地震で地球の自転が速まって一日が百万分の1.8秒短くなったということを初めて知りました。うーむ。)このスピーチ、国語の先生なら村上春樹のいう「非現実的な夢想家」になる、とはこの場合、どういう人間になるということか、簡潔に説明しなさい、とか問題をつくりそう。
社会に向けて、世界に向けてメッセージを直接送ることのできる作家になっているのですね。“「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」 我々はもう一度その言葉を心に刻まなくてはなりません。” はい。原発と原爆は実は同じものだったのではなかったか、やんわりとそう指摘しているようで。


午後はまた牛になる。チェーン除草を田んぼ1枚する。前回、すこしヒエが見えていた「コシヒカリ」の田んぼですが、へへへへ、今回はほとんど雑草を見ることがありませんでした。前回少し見えていたヒエも抜けたかとろけて消えたか。ただ、苗があまりいい苗ではなくひょひょろ苗でしたので、一本しか植えられなかったような苗だと思うのですが、とけてしまったか?というような苗もありました。深水と菜の花の有機酸が効き過ぎたか?やれやれ。でもチェーン除草、大いに効果あり!というところです。
「日本晴」の方の田んぼは明日、牛になってする予定。


麦がだいぶ色づいてきました。今日届いた農協の手紙では、19日から麦の乾燥施設を動かします、ということらしい。まだ一週間ほどあるということですが、まあ天候次第ですから、麦刈りの準備もしはじめないといけませんね。


さて。そろそろ蛍の季節なのだが・・・。今夜あたりはどうだろう?