現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女』読了


朝から冷え込んで、終日、雪。朝の積雪は田んぼで新たに3cmから5cmというところ。寒い。


Facebookで昔からの友達がスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』の三部作がとても面白かったと書き込んでいた。
読む本の選び方というのもさまざまですね。本屋さんに並ぶ背表紙のタイトルやや表紙で選ぶ場合もあるし、本や雑誌の書評を読んで選ぶこともあるでしょう。誰かが読んで面白かったと教えてもらうこともありますね。何かを参考にする場合は趣味や好みもあるので、この雑誌の書評なら、この人の書評でいいと書いてあるのなら読んでみようという贔屓の書評もできるでしょう。
僕の場合ならそのFacebookの友人が面白かったと言っていれば読んでみようと思っています。まず間違いはないはずだと。鮮明によく覚えているのはロバート・A・ハインラインの『夏への扉』、森敦の『月山』、映画では『ブレードランナー』も力入れて話してくれた。もちろんどれも傑作中の傑作だけれども、傑作だからといって出会えるものでもないですからね。ハインラインの小説はこれをきっかけにしてハヤカワ文庫でたぶんほとんど読んだし、ひょっとすると一時はまることになったSF小説を読むきっかけだったかもしれないのだが、シェクリイの『人間の手がまだ触れない』(ハヤカワ文庫)とどちらが早かったかな。(『人間の手がまだ触れない』もまごうかたなき傑作短編集です。って僕が力むまでもないのですが。あのね、えーっと今不思議な気分なんです。『人間の手がまだ触れない』だったのか、『神の手がまだ触れない』だとずっと記憶していた。うん?なんだかキツネにつままれているような気分。まあ、いいか。)
森敦の『月山』。これも地味だけれど大傑作だよなぁ。確か友人は感動して月山の麓まで行ったようなことを話していたと思うのだが。森敦の作品もたぶんほとんど読んだ筈。森敦自身の生き方もなんだか深く心に刻まれたような気がする。
ブレードランナー』。これはもう観ればわかる傑作映画。じつは初見の時はたぶんひどく疲れていたのだと思うけど、始まって5分ほどで眠ってしまったので、教えてもらってから長らくきちんと見られなかったのだが。
というわけでその彼がスティーグ・ラーソンの『ミレニアム』三部作がいい、と言っているのだから、これは読まずにはいられない。第一部の「ドラゴンタトゥーの女」お正月から読みはじめました。お正月は来客があったり挨拶に行っておよばれしたり、箱根駅伝もあるし、時間がありそうでなかなかないのだが、つまらぬお正月のバラエティ番組を見ずに、久しぶりに一気呵成に読了。面白かったです。楽しめました。さすがはベストセラーのミステリ小説。スウェーデンが舞台なので最初地名やら名前やらが覚えにくいし、地理もいささかあやしいので、苦労するかな、と一瞬思いましたが杞憂でした。
というわけで第二部と第三部をまとめて注文。早く届いてくれー!今回は文庫でなくソフトカバーの中古本にしたですが、第二部の上巻がAmazonになかったんですよね。さっきもう一度見たら入荷しているようなのでクリックしました。