現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

玉露を飲むことと極楽トンボ


なんか終日、雨。降ったり止んだりだが。
これではやる気も出ない。昨日の分のブログを午前中に作ったり、机の周りの整理をしたり(といっても、さしてきれいになった感じはしないのだが・・・。やはりもう少し気合いを入れて、やらないといけませんな。)、FileMaker Pro 12 Advanceをダウンロードしたので、少し触ってみたりする。テーマを自由自在に変えて、印象を変えてみるのはなかなか楽しかったりする。ま、すぐこれも飽きるでしょうが。


雨なので、久しぶりにお湯を沸かして、またそのお湯を冷ましたりして、ゆっくりと玉露をいれてみたりする。池波正太郎に『梅雨の湯豆腐』という短編があるらしいが、ま、梅雨時にゆっくりぬるいお茶を入れて、口の中を楽しませるのも悪くない。


アサヒビールロンドンオリンピック日本代表応援商品「ジャパンゴールド」を一本買ってみた。オリンピックも近づいてきましたね。


あ、そうそう昨日少し書いたムギワラトンボとシオカラトンボの関係ですが。同じトンボみたいですね。オスが成熟するとあの塩を吹いたような青色になってシオカラトンボになるようです。メスは黄色いままなのでムギワラトンボ。羽化したばかりの時はオスもメスも黄色っぽいんだとか。
以前、どこかなにかで同じようなことを読んだ記憶があったのですが、・・・。春から夏に向けて、虫の世界、昆虫の世界もにぎやかなことなんですね。虫の世界は、この地球上で一番繁栄している世界みたいですよ。種類の多さ、個体の多さ。なんといっても命の循環がはやいので、環境適応能力が抜群ですからね。
ふと、何かの時に「幸せって、なんだろうな?どういうことなんだろうな?」と心が揺れるといいますか、弱気になるといいますか、自信がなくなるといいますか、そういう心持ちになることが、たまーに、ありますが、そういう時に虫たちの、大量に生まれて、大量に死んでいき、モノも言わず、悲鳴もあげず、考えることもせず、誰も非難せず、誰からも非難されず(唯一、人間からは害虫呼ばわりされたり、わけもなく気持ち悪いと言われたりしていますが。)、組み込まれた遺伝子情報に忠実に正直に生きる、おびただしい「生」と「死」。それでいて、「種」としてはちゃんとそこそこ子孫を残して繁栄している。そういう生き方に思いを馳せたくなる時があります。
「個」というのは、なんなんでしょうねぇ。
人間の場合、我欲というのか、自我というのか、エゴというのか、主観というのか、自分というものからなかなか抜け出せませんからな。ま、そうでなければ生きていけないわけでもあるのですが。
トンボはこういう青臭いことを考えなくてもいいから、気楽でいいねぇ。って、そういえば極楽トンボと申しますな。