現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大晦日


晦日
やっぱり、どうもバタバタとする日なので、苦手ではあります。自分だけがバタバタするとか、関係ない他人がバタバタするとか、ま、そういうのはなんとかなるのですが、家族みんながなんとなくバタバタして浮き足立ちますからね。


もちろん掃除もしますが、奥さんはおせち料理を作りつつ、掃除もしつつバタバタと。


俳句の季語に「煤払い(すすはらい)」というのがあって、まあ、これは年末の大掃除のことですわな。同時に「煤ごもり」とか「煤逃げ」という季語もあります。煤払いの際に邪魔にならないよう、年寄りや病人が一室に籠ることを「煤ごもり」とか「煤逃げ」などと言うようなのですが、別に年寄りや病人でなくても、大掃除の邪魔になるような人間も、また大掃除から逃げたいと思う人間もいるわけで、面白いものです。
しかし、私としては、ま、頑張っている奥さんの手前、正面切って煤逃げや煤ごもりする勇気もないし、正月はきれいな家で気持ちよく過ごして、おいしい酒も飲みたいわけで、ま、そこそこ頑張るわけです。


午後は一人でお酒と鮒ずしを買いに出ました。鮒ずしは31日の午後に買いに行っていてはいいものは残っていず、小さいものばかりでした。お正月なのでもちろん黄色い卵を抱えた子持ちのメスがいいのですが、小さい奴ばかりで、これではオスと同じではないか、という気になってきて、お店のひとに、ま、子持ちで一番いいのをください、と注文をつけて、小さいものの中から一番いいのを選んでもらって購入。なかなか素人ではいい鮒ずしを見分けにくいのです。
お酒は、七本鎗と賀茂鶴。落語のように「上酒を吟味して」とはいきませんが、瓶のラベルのデザインは文字や過去に飲んだ舌の記憶を思い出して「上酒を吟味」した気分で選択。


『セヴァンの地球のなおし方』をちょっと観てみたいと思いました。
みなさん、よいお年を。