現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

田植えの第二弾終了とチェーン除草


18日(土)
今日も終日、田植え。今日は南風。小さい田んぼが多かったので、面積の割に時間がかかりました。
これで田植え第二弾が終了。第三弾までは十日ほどか。


明日からは天気は下り坂だと天気予報は伝えていますが・・・。


19日(日)
朝、田植え第二弾で余った苗を、ちょっと畔が充分でないところ(低かったり、弱かったり、細かったり、水が多くて波で少し崩れかけていたり)へ持っていって並べる。これで少し歩きやすくなりました。


今日は先日植えた完全無農薬有機栽培米「秋の詩」の田んぼのチェーン除草をするべく準備。まだ苗も小さいので、ループにしていたチェーンの片方をはずして一本の状態にする。
軽トラを父が使っていたので、待っている間に遅くなってしまって、お昼過ぎから始める事になったのだが、始めた途端に結構な大きさの雨が降ってきた。やれやれ。明日に延期しようかと思ったけれども、せっかく田植え用の長靴を農協で買ってきて、新品だし、どうせカッパを着ても、内側からの猛烈な汗ですぐ蒸れて濡れてしまうし、すでに田植え後12日なので、少しでも早い方がよかろうと、そのままチェーン除草を続ける。雨はいっそう強くなる。


だいたいこのチェーンを僕が田んぼの中を歩いて曳いている、というのが時代遅れな感じがするのだ。来年は古い田植え機にでも曳かせる事が出来たらいいのだが・・・。と考えつづけてもう数年になる。チェーン除草を始めた時からそう考えていたのだ。ま、なかなか世の中思った通りには動かないもので、今年もまた田んぼの中を歩いてチェーンを曳くことになっている。やれやれ。
でも歩いて曳くことにも利点はある。田んぼの様子を足の裏で感じることが出来るし、田んぼをよく観察できる。今日も草の様子を確認しつつ曳いているのだが、すでに小さな草がでているところがあった。考えてみれば、湛水直播の直播きの籾はたったの4日で芽を出したではないか。要するに天気がよかったのだ。籾にとって都合がいい天気は、当然、雑草にも都合がいいはず。しかも天気がよく、気温が上がって、しかも風が強かったので、よく乾くし、水が吹き寄せられて尻水戸から落ちやすいので、深水管理がやりづらかったという事情もある。
今年もなかなか大変だが、頑張るしかない。今年も「秋の詩」、秋には、安心して食べていただけるおいしい米にしてみせますぜ。


全身ぐっしょり濡れて(雨具も着ずに田んぼにいたのだから当り前だが)、すぐに着替えたら、体がホコホコと暖まる。この感じも久しぶりだ。悪くない。


夜は寄り合い。



捕まえた!













こらこら。逃げるな。













どこへ行く?














あら?















またまた。お尻だけ。















「うん?しかし、日焼けだかなんだかしらんが、赤い腕だぜ。」















「私はハマベハサミムシ。赤い腕はちょっと遠慮したいぜ。」