現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

下宿仲間と飲んだことと荒天


23日(土)
学生時代の下宿仲間で、毎年集まって飲むという会が催されていて、僕は毎年参加とはいかないのだが、二年か三年に一度ぐらいの割合で顔を出しています。
というわけで、会は夕方からなのですが、久しぶりですからちょっと早めに出発。旅のお供は原田マハ『本日はお日柄もよく』(徳間書店)。お昼過ぎに富山駅に到着。噂の富山ブラックのラーメンを食べましたが、・・・。どうなの?お店には有名人の色紙が所狭しと並んでいましたが。僕の口には辛過ぎるように思えました。
で、県立近代美術館へ。ここは学生時代、僕が建設工事のアルバイトをしていたところで、思い入れもあり、学生時代からよくいっていたところです。常設展の「20世紀美術の流れ」でロートレックピカソやルオーやらデュビュッフェ、それから高松二郎を観てくる。
さて次は、と美術館の前の芝生で小春日和を楽しみつつ考えた。で、昔、ときどき行っていた喫茶店『プロローグ』に行ってみることにする。すでに30年前の場所に店はなく、いたち川の傍に移っていたが、行ってみたら、昔と同じマスターの顔と声でありました。昔はガンガンと大きめの音でジャズが鳴っていたのですが、今はいささか控えめの音で鳴っていました。ここのスピーカーは自作のスピーカーだったのですが、それはそのまま健在でしたが、いや、健在というか、大きなウーハーのエッジなどはすでにボロボロとなっていました。音もシャキッとしたクリアな音だったのに、これではぬるい感じの音しか出ないでしょうが、ま、それはそれで、ぜんぜんかまわないのです。
最初、ビールを注文したら、ビールはないの、ということだったので、コーヒーに。1時間半ほど、コーヒーを飲み、ときどき店内を見回し、ジャズを聴き、あとは黙って原田マハを読んでいました。さて、もう出ようかと思ったとき、コルトレーンの『バラード』が鳴り出したのには、びっくり。これ、当時からこの店でよく鳴っていたのだ。
で、まだまだ早いが、電車で大学前までいき、コンビニで缶ビールを買って、五福の五楽旅館へ。
顔を合わすや、宴会時間にはまだ早いのですが、もういきなり、懐かしくも飲んでしゃべって笑って。夜は更けていったのでありました。


24日(日)
午後、用事があったので、皆さんより、一足先に旅館を出て、帰途に。
電車の中で、原田マハ『本日はお日柄もよく』読了。おもしろく、楽しめました。
敦賀で乗り換えの時間待ちで、駅の外に出て昼食。富山の魚も旨いが、敦賀の魚も旨い。
昼過ぎに家に到着。


25日(月)
朝から強風。荒い風が吹きつづけています。長浜は11時に瞬間最大風速18メートル。台風並ですな。寒冷前線の通過ということですが、午後からは雨も。


午前中は精米をしたり、大豆の選別を少し。
午後は夜の寄り合いのレジュメを作る。


画像は、いたち川にかかる橋から立山薬師岳(?だとおもいます。)の方を望んだところ。天気がよくて、白い山々が観えていました。いたち川といえば、宮本輝の『螢川』の舞台である。映画の最後の螢の乱舞するシーンはなんとも僕は興ざめだったのだが、いい小説だったと思っています。そういや映画には殿山泰司が出ていましたな。