現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

クズ大豆を田んぼにまく


いい夫婦の日
朝のうちは陽射しもあって、雲はあるものの、なかなかいい天気でしたが、午後からは雨だという予報。
朝のうちに、ご近所にお米を持っていったり、配りモノに歩いたりする。
午前中は、大豆の選別で出てきたクズ大豆を田んぼに撒くことにする。ま、肥料にするわけです。クズ大豆だけの肥料にするわけではないので、あまりたくさん撒かずに、薄く広く撒くようにする。
以前は、バケツを肩から提げて、手でまいていたのだが、コンポキャスタを買ってからは、トラクタで撒けるようになってずいぶん楽になりました。約一町二反の田んぼに薄く撒きました。


午後は、乾燥機の大豆が仕上がったようなので、入れ替えるようにする。ほんとはすぐ選別機にかけるのがいいのでしょうが、その時間も足りないし、天気も心配なので、雨が降る前に仕上がった大豆を乾燥機からコンテナに入れ、車庫にひろげて乾かしてある大豆をコンテナに入れて運んできて、またコンテナから乾燥機に入れます。この作業が箕を使っての作業になっているので、疲れますな。米や麦はそうでもないのですが、大豆は、乾燥のために同じ大豆を何度も何度もあちこちへ持っていったりしているので、システムとして、もうすこし考えないといけないのですが、今の作業所の現状では如何ともしがたく、体力勝負の仕事になっていますな。


この大豆の入れ換え作業、コンテナで運んだり、コンテナから乾燥機に入れるときは外での作業になるので、雨にあたっては元も子もないので、雲をながめながら、レーダーをながめながらの作業になりましたが、作業終了と同時に降ってきました。やれやれ。ギリギリセーフ。


そういえば、昨日だったか、一昨日だったか、テレビでフィルム農法について紹介していた
要するに水耕栽培なんですが、薄いフィルムの上に植物が根を張っていくわけです。フィルムには無数のナノサイズの穴が開いていて、水と養分だけを通します。フィルムの上に根を張らせるので、コンクリートの上でも砂漠の上でも、どこでも植物を育てることができるのだそうです。素晴らしい!
でも、そういう野菜を人々は食べたいのだろうか。植物工場、野菜工場水耕栽培、こういうものが紹介されるとき、いつもそういうことを思う。
それは確かにLEDのライトで育てれば、無菌室みたいなところで育てられるし、都会の真ん中でも育てられるのだが・・・。