現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の選別と麦の芽が出たことと北風と夫婦喧嘩は夜に止むこと


3日(火) 文化の日
午前中は精米など。
午後は、辻井農園の宣伝用に枡に盛ったお米と稲穂の写真撮影。聞くところによると、商品撮影で、最も難しいものの一つがお米であるらしい。とにかく白いから、露出が難しい。白の階調というのは、やはり難しいものの一つだと思います。とくにデジカメのようにラティチュードが狭いとよけいに難しくなりますわな。と、難しいらしいぜ、とい能書きを垂れつつ、さらに自然光、太陽光で撮影するということにしました。室内で照明技術を駆使しながらだといいのでしょうけれど、ま、そういう撮影技術はないので、ま、写ったままということになります(笑)。と、書きつつ、白い紙をレフ板がわりにして、補助光を当てるというワザだけは、使ってみました(笑)。これも一人でやるとなかなか大変なんだけど。
うーむ。バックのボケ味が悪い。ま、いいけど。


4日(水)
今日も晴れ。
終日、大豆の選別。乾燥機に入れていた大豆が、よく乾いているようなので、農協の選別機で選別する。今年は大豆のコンテナが借りられなかったので(すでに全部貸し出し中だそうです)、仕方なく、今日は袋に入れて運んだのですが、お隣の農家から、まだ使っていないから、と二つ貸してもらうことになった。ありがたい。
そんなこんなで、乾燥機1杯分を選別。


5日(木)
昨日の選別で、乾燥機が空になったので、広げてある豆をコンテナに入れて、リフトで運び、またコンテナから乾燥機に入れる。コンテナの豆の出し入れは基本的に箕を使っている。
昨日今日と大豆をどれだけ運んだり持ち上げたりしたかわからない(笑)。いささかならず肉体疲労児となっております。あんたは子どもかい。


午後はお米の精米など。
それから農協の用事とコンテナ等の整理。


あ、思い出した。ラジオの天気予報を聴いていたら、日本全国に同じようなお天気に関することわざがあるらしいのです。
    夫婦喧嘩と昼の風は暮方に止む
    秋風と夫婦喧嘩は日が入りゃ止む
    夫婦喧嘩と南風は夜に入って治まる
    西風と夫婦喧嘩は夕限り
    夫婦喧嘩と北風は夜凪がする
    夫婦喧嘩と西風は夜に入って治まる
    夫婦喧嘩と八月の風は日暮れに止む
    北風と夫婦喧嘩は夜に止む
などと。なるほどねぇ、全国に同じようなことをいったことわざがたくさんあるんですな。
NHKラジオの若いお天気お姉さんは、この日本全国にある風と夫婦喧嘩のことわざをたくさん紹介したあとに、日没後になぜ風が収まるのか、その理由を科学的にあれこれ説明されるんですな。ま、基本的は夕なぎ現象、地温と海水温の関係ということでした。わかりやすく説明されたのは、さすがです。でも最後に、「夜になると夫婦喧嘩がなぜ収まるのか、その理由はわかりません」とおっしゃったので、思わず吹き出してしまった。うーむ。あたしゃ、理由はわりとよくわかるのだが・・・。もちろん、これを読んでおられるあなたならわかると思います。
ま、NHKラジオですから、お天気お姉さんも、わかっていても、わかりません、とおっしゃったのだと思いますが。


先日播種した麦の芽が出てきました。ま、ちょっと安心です。