現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

今日も、終日、田植え。

午後から少し風が吹いたけれど、それもたいしたことはなく、絶好の田植え日和でした。というわけで、終日、田植え。朝につづいて、日没の頃に田回りというパターン。


新しい田植え機は今日も快調に田植えしてくれているが、今日は、一枚、うっすら泥がかぶっているだけの、実は石ころだらけの田んぼという難関があった。羊の皮をかぶった狼のような田んぼなのだ(笑)。
もともと2枚の田んぼだったらしいのだが、あんまり小さい田んぼだったので、僕の前に作っておられた農家が、無理やり畔を壊して、一枚の田んぼにしてしまわれたらしい。田んぼは高低差があるところを水を溜めて稲作するので、畔を作り、高低差の加減で、自然に面積が決まってくるのだが、それを無理やり一枚にすると、どうなるか。要するに高い田んぼの表面の泥は低い方の田んぼに移動させて均すものだから、一見、一枚の田んぼに見えますが、半分は泥が無くなって、底の石ころだらけになり、半分は、泥の上に泥が重なって、深い田んぼになってしまうのですな。ちょっと考えただけでも、ムズカシイ田んぼになりますな。石ころだらけだと、トラクタの耕転さえうまくいかないのだが、そこへ苗を植えようというのだから、大変ですわな。