現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

穂肥をまくことと大豆の播種がおわったこと


12日(土)
天気がいい、といっても、晴れたり曇ったりだが、ので、この調子で土が乾けば、午後は大豆の播種が出来るかもしれない。もう大豆の播種の時期がきているのだが、なかなか天気の都合で、まだ9反分ほど、播種できていないところが残っているのだ。朝、圃場を確認したら、まだ少し溝に水が残っているところもあったので、本当なら、明日までまって、明日の午後にでも播種できれば一番いいのだが、いつの間にか、明日の天気の予報が雨になっている。やれやれ。


午前中は5月の連休に植えた「コシヒカリ」に穂肥をやる。それからミネラル肥料。


午後は大豆の播種をすることにする。なんとか夕暮れまでに播種を全部し終える。ありがたい。
少し土は柔らかかったが、大丈夫だと思う。


夜は寄り合い。



13日(日)
午前中は地域の総出。東川の草刈りと藻上げ、草野川の堤防の草刈り。
ポツポツ雨が降る中の作業となったが、1時間ちょっとで終わった。終わった途端に激しく降り出したので、みなさん、帰り道で濡れてしまったよう。
僕は、そのまま田んぼにでて、昨日穂肥などをまいた田んぼの尻水戸を止めて歩く。あまりたくさん雨が降ると、尻水戸から肥料が流れてしまいますからね。


お昼は作業のあとの懇親会。


夕方、次女がレンタルショップに連れていけというので、一緒に行く。次女は滋賀県出身のバンド、UVERworldのCDを借りていた。さっき聴いてみたが、なるほど、というしかない。
レンタルショップの棚の前に立つのはたぶん、一年以上ぶりぐらいではないか。思いのほか、棚の品揃えが変わっているのに驚く。というかハリウッドの映画以外の作品が増えているのではないかな?これはこれでいい傾向のような気がする。
僕の希望としては、ジャン=ポール・ベルモンドアラン・ドロンの『ボルサリーノ』をDVDにしてくれい!といいたいのだが(笑)。(あ!今、検索してみたら、DVDにもBlu-rayにもすでになっているようですね。画質が悪いと散々な評価ですが(笑)。でも子供の時にテレビで観た興奮が忘れられないんだが・・・。長浜のショップでもレンタルされているのかな?


しかし、本屋に行けば、知らない作家の知らない作品の本がたくさん並び、レンタルショップに行けば、知らない監督の、知らないタイトルの映画が並んでいる。いやはや。いつのまにか、ずいぶん世間の流れに疎くなってしまっているようですな。ま、いいんだけど。こういうのも、ちょっとした感慨です(笑)。


14日(月)
曇りのち夕方から晴れ
午前中はミネラル肥料をまく。午後は畦畔の草刈り。
5月の中旬植えの「コシヒカリ」の幼穂も1cmぐらいになってきている。ここも穂肥の時期ですな。


14日付の中日春秋のコラム。
梅雨空は変わらぬが、先週、台風8号が去った後、いよいよ気温が上がってきたか。近所の公園で今年初めて、蝉(せみ)の音を聞く。暦の上ではとうに夏だが、混じり気のない本物の夏が迫る▼高校野球の予選が全国で始まっている。新聞で日本中で行われた、すべての試合に目を通していく。読んでいて気持ちが向かうのは、どうしたって負けた高校の方か▼「23−0」「16−0」。まだ1回戦なので実力差が出てしまうのか。ひどい負け方に選手たちは何を感じたか。「夢なんて、かなわないじゃん」とつぶやいたか▼「13−1」。ああ、このさほど強くもない高校は名門校を相手に1点を返している。やったの声。泣きながら、笑ったか。「4−3」や「9−8」。惜しい。数字を見て胸が痛くなる。出場辞退で不戦勝というのもある。「11−9」。十二日の熊本大会2回戦では八代東が昨年優勝の熊本工をコールド勝ち寸前まで追い込みながら逆転負けした。数字に嗚咽(おえつ)を聞く▼梅雨も明け切らぬのに負けた選手の夏は終わる。新聞に小さく掲載される数字の羅列が雄弁なのは背景にある選手の思い、家族や友人の応援や気遣いを想像できるせいか▼夢なんかかなうものか、と疲れた大人もあの数字に「何か」を思い出すものだ。大切なのは勝ち負けだけではないはずだ。近所の高校。今年もあっさりと敗れたが、練習を再開した。


高校野球ネタだが、たしかに全国の地方大会の結果が載りますな。僕も、ときどき、滋賀大会以外にも、富山大会の欄に、聞き覚えのある高校の名前を見つけて、数字を眺めたりしています。