立春といえば、よく教科書にも載っているこの歌が有名でしょうか。いや、そんなに有名でもないか。
袖ひちてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらむ 紀貫之
夏の日に袖がぬれるようにして、手ですくった水が、冬になって凍っていたのを、立春の今日の風がとかしているだろうか。直訳すると、そんな意味になりますか。夏から冬、春と季節が動いていきますし、掛詞や縁語など、わりと技巧にはしった歌みたいですね。立春の喜びを歌ったということになっています。
ですが、この夏の日に山の清水をすくったのが女性だったとすると、男女の関係があったかどうかは別として、女性のことを思い続けている歌になりますね。
貫之さんに情が残っている歌になります。
などと書いたのは、先日、お昼のニュースのワイドショーを見ていたら、同じ局で夜放送するドラマのCMが入って、「寝てない男女は、情が残るのよ」などというナレーションが入ったので、なんだか、ギクリとしたのを、ふと思い出したからなのでした(笑)。寝てない男女は、情が残るかぁ。なるほどねぇ(笑)。
コンビニでビールを買うとき、初めて「甘辛メンマ」を買ってみた。あはははは。ビールに合いますな。
例のあかしやの水彩毛筆シリーズで色をつけてみたけど、まだコツがつかめない。うーむ。透明水彩の方が、やはり感覚的な色塗りができる気がする。ま、基本がわかっていないからなんだろうけど。