現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

春の雪の大荒れと3月11日


あれ?しばらく更新できていませんでした。うーむ。


7日(土)
午前中に発送準備など。


8日(日)
作業所の掃除や整理。
用水路の水口の水漏れのところにコーキング剤をつめる。


9日(月)
午前中は寄り合いなど。
午後、事務仕事。


10日(火)
風強く、寒い。午後から雪に。
精米など。


11日(水)
朝起きたら、20センチ位の積雪。仕舞っていたスノーダンプを出してきて雪かき。雪がよく舞っていたが、気温も高くなったので、雪はずいぶん嵩が減りました。


他にもいろいろあったような気がするが、ま、今となっては、何がなんだか(笑)。

ツイッターベンツの自走式自動車のニュースリツイートしたら、メルセデス・ベンツレンタカーからフォローされてしまいました(笑)。これからはTwitterで僕がつぶやけば、メルセデスのレンタカーを利用しようという方々に、聞こえるようになったようです。メルツェデスのレンタカーか。そんなのがあるとは思わなかった。フェラーリもレンタカーで乗れるのか?


もうこの辺でも梅が咲き始めているのに、この昨日今日の大荒れ。梅の花に雪が積もっていますわ。


日曜日に、確定申告の書類を概ね仕上げたのだが・・・。ま、すぐに出してもいいのだけれど、医療費の控除が出来そうだということで、奥さんが集計してくれていたのだけれど、医療費控除も申告できそうなことがわかってきたので、明日、提出してきます。
申告書は、ま、ワインと違って、寝かせてもどうこうなるというものではないのだが・・・。
ま、なんですな、こうして農業所得の決算書をきちんと作ってみると、西日本の不作が数字で目に見えますな。ざっと計算していた通りです。東日本・東北・北海道はそうでもないそうですが・・・。
農業は気象条件におおきく左右されますね。
7月は暑く、8月は雨が多く日照不足だったのですが、でも、9月は好天で、ゆっくり収穫する無農薬のお米は高品質だったんですよね。そのあたりが、正直、難しいところです。父は、天候に大きく左右されないような、大豊作も大凶作もない、堅実な収穫を目指す米作りをするべきだとよく言うのだが。ま、それはそうなのだろうが、なかなか、そううまくもいかないのですね。菜の花の緑肥の無農薬有機栽培米や、無農薬・無施肥・無耕起の畑の作物は、安心して食べてもらえるのはもちろんだが、自然の流れに寄り添うように安定した収穫ができるとうれしいのですけれど。


東日本大震災から4年。阪神淡路大震災から20年。日本は火山もありますし、地震も多い国ですね。戦後70年。忘れてはいけないことはたくさんあります。もちろん24時間、四六時中、地震や火山の噴火や戦争のことを考えて暮らすことは出来ないけれど、折にふれて思い直して、自分の暮らしぶりがきちんとしているのかどうか思うことは大切です。
今日、ラジオで、岩手の被災された方が、避難所で、真っ白のご飯の塩だけのおにぎりを食べたら、家も町も全部流されて、それでも泣かなかったけれど、避難所で白いおにぎりを口にしたら、突然、急に泣けてきて、泣けてきて・・・、と語っておられた男性がおられた。
もちろん滋賀にいる僕にその方の気持ちはわかるはずもないのだが、それでもご飯と日本人の暮らしの結びつきを思うと泣けてきて。その方はおにぎりの話に続けて、「丁寧なものづくり」の話をされました。「日本人の丁寧なものづくり」。
工業製品はもちろん、農産物も。そうして震災後の復旧・復興にも「丁寧さを」第一に考えていると。
僕は聞いていて泣けたけど、考えてみれば、そんなこと当たり前のことなんですけど。丁寧な暮らし。なかなかできませんね。
丁寧な料理。丁寧な字。丁寧な言葉。丁寧な挨拶。丁寧な仕事。丁寧な暮らし。瞬間的にはできても、なかなか継続的に丁寧に暮らすことは、なかなか。
ま、そんなことを、考えつつ事務仕事の一日。春の雪。