現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

麦に肥料と“Papa Was A Rolling Stone”


あたたかい一日。
麦の圃場に肥料をやる。
それから田んぼの脇の土手の枯れ草を焼く。


「Papa Was A Rolling Stone」という1972年にテンプテーションズが歌って大ヒット曲に昨日からハマっている(笑)。マーカス・ミラーの『Afrodeezia』というアルバムに収録されている「Papa Was A Rolling Stone」が日曜日のカーラジオから流れてきて、それがまた懐かしいと言うより、とてもかっこよかったので、あれこれYouTubeで探しては聴いている。もちろんオリジナルのテンプテーションのはスバラシイですな。それからソウル・トレインのダンスも楽しいし、スティービーのはとてもいいのだが、最後がプツンと切れて終わるのだ、なんということだ。
「Papa Was A Rolling Stone」はヒット曲だし何度も聴いたことがあるのだが、歌詞がどうなっているのか、気にもしていなかったので、ちょっと調べてみた。うーむ。そういうことだったのか。「お前の父親は転がり続ける石だったの」そう母親が息子に語りかける設定というのは、なかなか厳しいものがあるような気がするが、なんだか映画にでもなりそうなドラマがありますな。


     Temptations – Papa Was A Rolling Stone : 1972


   It was the third of September.
   That day I’ll always remember, yes I will.
   ‘Cause that was the day that my daddy died.
   I never got a chance to see him.
   Never heard nothing but bad things about him.
   Mama, I’m depending on you, tell me the truth.


   And Mama just hung her head and said,
   “Son, Papa was a rolling stone.
   Wherever he laid his hat was his home.
   (And when he died) All he left us was ALONE.”
   “Papa was a rolling stone, my son.
   Wherever he laid his hat was his home.
   (And when he died) All he left us was ALONE.”


   Well, well.


   Hey Mama, is it true what they say,
   that Papa never worked a day in his life?
   And Mama, bad talk going around town
   saying that Papa had three outside children and another wife.
   And that ain’t right.
   HEARD SOME talk about Papa doing some store front preaching.
   Talking about saving souls and all the time leeching.
   Dealing in debt and stealing in the name of the Lord.


   Mama just hung her head and said,
   “Papa was a rolling stone, my son.
   Wherever he laid his hat was his home.
   (And when he died) All he left us was ALONE.”
   “Hey, Papa was a rolling stone.
   Wherever he laid his hat was his home.
   (And when he died) All he left us was ALONE.”


   
 
   あれは、9月の3日だった
   その日をいつも覚えているだろう、そりゃそうさ
   なぜならパパが死んだ、その日だったから
   僕はパパに会う機会を得られなかった
   パパについては悪いこと以外聞いたことがない
   ママ、お願いだから、僕に本当のことを教えてよ


   するとママはちょっと頭を垂れたと言った
   パパは転がる石だったの。
   あのひとには帽子を置いたところが我が家だったの。
   (そして、あのひとが死んだとき)私たちに残したのは孤独だけ
   パパは転がる石だったの。
   あのひとには帽子を置いたところが我が家だったのよ。
   (そして、あのひとが死んだとき)私たちに残したのは孤独だけ



   ねえママ、みんなが言ってることは本当なの、
   パパは人生の中で一日も働いたことはないって?
   それからママ、悪い話は町中に広がるよ、
   パパには他に三人の子どもと別の妻を持っていたって。
   そうね、それは正しくはないわ。
   パパはいろいろな店先で説教して
   魂を救うとか言っていつも人を喰い物にして、
   借金の始末をしたり主の御名を使った盗みをしていたの。


   ママはちょっと頭を垂れたと言った
   息子よ、パパは転がる石だったの。
   あのひとには帽子を置いたところが我が家だったの。
   (そして、あのひとが死んだとき)私たちに残したのは孤独だけ
   パパは転がる石だったの。
   あのひとには帽子を置いたところが我が家だった。
   (そして、あのひとが死んだとき)私たちに残したのは孤独だけ


  
今回はリー・リトナーの演奏で。わりと原曲に忠実で余裕たっぷりでカッコいい。トランペットのChris Botti、甘いマスクのスカした野郎の気配を漂わせつつ、なかなかいいじゃないか。Kenya Hathawayはべっぴんさんだし、Grady Harrellもなんだか声も動きも若々しい。リズムセクションは、もうなんでも来いという自信たっぷりだし。リー・リトナーが集めてくるメンバーだから間違いはないのだが、うーむ、いいねぇ。ま、唯一、気になるといえば、リー・リトナーの着ているTシャツというかトレーナーのデザインですかな。