現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

夏至の草刈りと限界原形質分離


22日(月) 夏至
午前中は畦畔の草刈り。
午後も畦畔の草刈り。雨は降らなかったが、蒸し暑く大汗をかく(笑)。


父が地域の老人会の旅行に行ってきて、どうやら月桂冠の大倉記念館に行ってきたらしくて、たぶんお土産の「純米吟醸酒」をもらってきたようで、飲んでみた。うーむ。樽の香りがしてますな。ちょっとねっとりと旨いです。
昔、菊正宗の酒造記念館でいただいたぐい飲み一杯の搾りたて生酒の旨さが忘れられない、というか、味は忘れてしまっているが、旨かったという記憶が忘れられない。


ラジオを聴いていたら、「分け登る麓の道は多けれど 同じ高嶺の月を見るかな」という一休禅師の作だという噂の歌が流れてきた。あ、NHKの「DJ日本史」らしい。松村邦洋ですな。剣豪がテーマのようです。
剣の道でも、あるいは宗教でも、いろんな道や宗派があるけれど、その道を極めて高嶺に登れば、雲の上に同じ月が照っているように、同じような景色、同じような境地になるというようなことでしょうか。
ま、どこが高嶺か、という問題はありますな。極めれば極めるほど、新たな高嶺が見つかるんでしょうな。
農業でも、百姓の目線でいえば、自然観察って、とても大事だし、おもしろいし、奥が深いよね。


畦畔の除草をしていると、まあいろんな雑草を見るわけですが、名前を知っている草もあれば、知らない草もあります。ツユクサ(露草)がけっこうたくさん生えているのだが、草刈りしながら、露草と書くけど、梅雨の時期の草でもあるな、と思っていたのだが、今、ちょっとネットで調べてみたら、朝咲いた花が昼しぼむことが朝露を連想させることから「露草」と名付けられたという説がでていました。「ツユクサは古くは「つきくさ」と呼ばれており、上述した説以外に、この「つきくさ」が転じてツユクサになったという説もある。「つきくさ」は月草とも着草とも表され、元々は花弁の青い色が「着」きやすいことから「着き草」と呼ばれていたものと言われている」などとウィキペディアにありますね。なるほど。
それから高校時代の生物の実験で「限界原形質分離」というのがあったよなぁ。ツユクサで実験したと思って調べてみたら、ユキノシタで実験することが多いことがわかったが・・・。なるほど。そう言われれば、そうだったような。ツユクサで実験というか観察したのは、なんだったか?
でも「限界原形質分離」って、ごつごつしていい響きだなぁ(笑)。