現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

この冬初めての積雪とフランツ・フィシュラーの文章


24日(日)
寒い。風が冷たい。雪は降らず。晴れています。


そう言えば、宮川大輔というお笑い芸人(?)というかお笑いタレントが、わりと好きで(あ、宮川大助・花子の大助師匠とは違いますよ、大きな黒縁の眼鏡の人です)、テレビを点けて、出ていると、見てしまうことが多い。滋賀県大津市出身らしいと奥さんが言っていた。笑いの爆発力には欠けるが、上品でイヤミのない笑いのような気がしている。いや、僕の勘違いかもしれませんが。
ウッチャンといっしょにやっている『世界の果てまでイッテQ!』も悪くないが、『満天☆青空レストラン』がいい。地方にいって、そこの郷土の自慢の素材でおいしいものをその地域のお母さん方に作ってもらいながら、ゲストと一緒にあれこれチャチャ入れ、ツッコミを入れて盛り上げていって、最後に食べて「うんま〜い!」と叫ぶのがパターンの番組である。サッポロビールがスポンサーになっているので、食べる前にサッポロビールで乾杯してグイグイと飲むシーンも必ず入ります。
昨日は、岩手県で幻の雪納豆篇でした。この雪納豆、昭和40年代に作り方が途絶えてしまったのを、家族で試行錯誤をして復活されたとのことでしたが、これがワラと朴葉の中に茹でて煮詰めた大豆を入れ、ムシロで包んで、雪を掘った雪の穴の中に埋めて、中で三日熟成させてつくるというまっとうな本格的な納豆なんです。これをお孫さんもお手伝いしながらみんなでつくっていきます。ゲストは俳優の松尾諭さん。この松尾諭さんが、なかなかいい味を出しておられました。雪納豆ごはんや、雪納豆のかき揚げがおいしすぎて、「笑ける、笑ける、笑ける」などとおっしゃるのです。「笑える」じゃなくて「笑ける」このあたりでも「笑ける」を使います。関西の人かな?
いや、この雪納豆がむちゃくちゃおいしそうなんです。もちろん「うまい!」といつものように叫ぶのですが、まあ、叫ばなくても顔からうまさが伝わってきますな。
一緒に見ていた奥さんが、「ワラもあるし、大豆もあるし、雪が降ったらつくってみたら?」とおっしゃるのだが、うーむ。僕はあまり好き嫌いもないのだが、唯一食べられないものが納豆なんだなぁ。うーむ。


25日(月)
朝、目が覚めると、30cmくらいの積雪。まだ降っています。
お昼過ぎまで降って、一番積雪があったのは40cmくらいかな。僕も、犬の散歩の前の起きてすぐ、朝ご飯を食べたあと、お昼ご飯を食べたあと、と都合三回腹ごなしに雪かきをしました。ま、この程度なら、さらさらしゅるしゅると雪かき。


26日(火)
昨夜のうちから快晴のようで、朝はバリバリに凍てついています。十六夜の月がしばらく西の空に残っていました。昼過ぎまで快晴で、雪の照り返しで眩しいほどでした。
午前中はお米の精米など。午後はうだうだ。


25日の日本農業新聞の記事、フランツ・フィシュラーの文章。