現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「秋の詩」を苗代に並べることと草刈りと菜の花


朝、うっすらと霜。天気予報では昨日から霜に注意と何度もいっていたが、まあ、注意のしようもないのだが、先日並べた「コシヒカリ」の苗代には、水をたっぷりと張ったこのとが霜対策です。


今朝は起きてすぐに発芽機の中の様子を確認。うーむ。まだ少し短い気もして、苗代に並べるのを午後にしようかとも思案したが、午後になると風が出そうな気配なので、朝のうちに苗代に並べることにする。今日並べる苗箱の品種は「秋の詩」で、枚数も少ないので、すぐにチャッチャと終わるかと思っていたが、プール苗代の長さが少し足らないことがわかって、継ぎ足したりしたので、いささか慌てたり時間がかかったりする。ま、でもなんとかなりました。(笑)


早めの昼食をとって、午後は畦畔の草刈り。あぜ塗りの前にちょっと伸びてきた雑草(主にカラスノエンドウ)を刈っておくことにする。でも春の若い草なので、難なくしゅるしゅると刈れるのがうれしい。ご近所の農家で、この時期に草刈りをしているのは、僕だけだ。ま、いいけど。



そういえば、朝、諸般の事情で次男を学校に送っていったのだが、その時、対向車の中にケイタムのスーパーセブンを見る。グリーンとシルバーのスーパーセブン。舗装道路とはいえ田舎道をいかにも軽くピョンピョン飛び跳ねるように走っている。かっこいい。次男に「通学の時にすれ違うンか?」と訊ねたら、「二、三度、365号線で見たかも。」「このあたりの人やろか?」「もっと奥の人のような気がする」と申してました。もっと奥、というのが、伊吹山の麓をさすのか、それとも岐阜県になるのか、不明である。まあ、通勤にスーパーセブンは使わんだろうしなぁ。でも国道に出るわりと細い道だったしなぁ。ひょっとすると伊吹山の麓あたりにスーパーセブンに乗っている方がおられるのかも。うーむ。くやしい。(笑)


昨日の夜、ご近所の小学校のS先生から電話があった。「学校の周りの菜の花は、誰が作っておらられるんでしょう?」「あ、菜の花ね。あれは私がつくってるんです。」「ああ、そうですか。子供らに菜の花の絵を描かそうと思うンですが、子供らに何本か、採らさせてもらってよろしいでしょうか?」「もちろんです。もう何本でもどうぞ。かまいません。子供たちが絵を描くならうれしいです。どうぞ。どうぞ。」と返事しました。
ちょっとうれしくなったんです。うちの無農薬の田んぼの半分ほどは小学校の周りにあるんです。それで菜の花が咲きます。これがまたちょうど入学式の頃に毎年満開になるんですな。今年は暖冬のせいか少し早かったのですが。うまくは書けませんが、新入学の一年生がお母さんやお父さんと手をつなぎながら、菜の花の中を小学校へ歩いていく姿は、なかなか絵になるんです。もっとも天気のいいそういう日は百姓仕事も忙しい時期なので、なかなか一眼レフのカメラを構えて待っているわけにもいかないのですが。
S先生は、うちの子どももお世話になりました。僕の作っている菜の花だと知っていて、電話をかけてこられたのだろうと思います。たしかもう定年になられたと聞いたのですが、再任用とかの制度もありますからね。理科の先生で、学校の周りの川や池で小魚の調査を子供たちと一緒にされていたのが強く印象に残っています。


動画は菜の花。よーく見るとチョウチョが何匹か飛んでいるのが見えるのですが・・・。