現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

野球の応援で足が日焼けと絵葉書と「百姓貴族」

荒川弘『百姓貴族』(4)


朝のうちは小麦あとの大豆の圃場の準備。あれこれ大汗をかく。蒸し暑い。


その後、ざっとシャワーを浴びて彦根球場へ野球の応援。1対0で勝ちました。引き締まった、ハラハラドキドキのいい試合でした。半ズボンに着替えていったら、日焼けで足が半分だけ真っ赤になりました。いやはや。


帰ってきてからはあれこれ配布物を配って歩く。


午前中に一度、午後も夕方に一度。夜になってから一度。雨が降りました。やれやれ。


僕は村上春樹の『1973年のピンボール』が最初だったと思う。読むなり文体がなんとも新鮮で肌に馴染む感じがあったのを覚えている。表紙の絵は佐々木マキでした。だいたい当時の村上春樹佐々木マキでした。で安西水丸が入ってきたりしてます。最初の短編集『中国行きのスロウ・ボート』が安西水丸ですね。うーむ。ちょっと思い出してきたぞ。だいたいこの『中国行きのスロウ・ボート』がもう名作ぞろいで、読んでいる間、なんともよい時間だったのを覚えています。下宿で寝っ転がって読んだはずですが、一つ短編を読み終わるたびに上半身を起こしてぼーっとなったような(笑)。
ああ、そういえば、佐々木マキさんは長男が『なんぎなたんけんたい』のファンになったので、シリーズで何冊か買いました。
いえ、安西水丸のシンプルでビビッドな絵はいいな、と思っています。


ラジオで田中修先生の『植物たちのちょっといい話』シソの葉(大葉)は、なぜ一年中青いのか?というのを話しておられた。うーむ。なるほど。確かに刺し身の下にしいてある紫蘇の葉は一年中いつも青々してますものね。紫色になってませんものね。蕾をつけさせないことが大切で、太陽の日照が短くなってくると蕾がつくのだそうです。それで電照栽培されているのだとか。なるほど。そうであったか。
田中修先生は「夏休み子ども科学電話相談」で知りました。関西弁のおだやかな話しぶりの先生ですね。何冊か本も読んだことがあります。


荒川弘百姓貴族 3・4』(ウィングス・コミックス)読了。なんだか、やっぱりおもしろい。北海道の酪農家が主人公でもあるので、滋賀県の米農家としては、気楽に読めるからかな。最新刊の4巻の帯には「累計180万部突破!! 大人気!特濃★農家エッセイコミック」とあります。今、Amazon荒川弘の作品を検索してたら『銀の匙』もそうだったのか。うーむ。なるほど。あれこれいろいろつながった(笑)。
3巻はなんだか笑えるところが多かったし、4巻は北海道の百人一首が紹介されていたりして、やっぱりおもしろいんだなぁ。
もちろん「現代田んぼ生活」こそ「百姓貴族」である。と言いたいところだが、なかなかそうはいかないのがツライところ(笑)。

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