現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

吹奏楽コンクールを聴きにいく


午前中は、精米と穂肥の準備など。

午後は次女の吹奏楽部のコンクールを彦根に聴きに行く。残念ながら銀賞でありましたが、僕の聴いた感じでは、中学生の演奏と比べると、当然ながら、一日の長があり、なんだかどの学校も大きな破綻がないんですね、安定しています。あとは編成の人数が少し差があるので、迫力ということでいうと基本的に大人数にはかないませんわな。まあ、プロの音楽家の審査員の耳はそんなことでは騙されないでしょうが。
ある学校のトランペッターにすごい男の子がいたんです。だいた中学生や高校生の吹奏楽部で「この子すごいなぁ」と素人の耳に立つのはパーカスでうまい子です。パーカッションがうまいと全体がノッてきますしね。動きが派手なので上手だとすぐに目立ちます。それは何度か聴きに行って経験しているのですが、今回はトランペッター。まあ最近の吹奏楽部は本当に男子が少なくて男子のいない部も少なくないです。だから、最初、音を聴いた時に「お、男子がトランペット吹いてるな」ってすぐにわかったんですが、まあね、彼のトランペットの音だけよく聞こえるんです。大編成ですからトランペッターだけで8人ほどいましたが、あとは女の子だからでしょうか、音の響き、音圧、ずば抜けちゃってるので、とってもよく聞こえてくる。しかもなかなか滑らかでうまいんですよね。自由曲の選曲も彼のトランペットが生きる曲を選んでいるんじゃないかって思ったぐらい。途中、彼だけトランペットをフリューゲルホーンに持ち替えて甘い音色のソロが数小節ありました。僕の隣には中学生の娘のお母さん二人連れが、演奏の間のおしゃべりが、なかなかすさまじい感じだったのですが、もちろん演奏中は静かにじっときいておられましたが、ただこのオバチャンたちのおしゃべりの内容は、だいたい僕の感想と同じで、「トランペット、すごかったよね?」「うんうん。あの子の音だけ別に聞こえてきた。男の子は、やっぱり違うよね、肺活量なのかな。」などと話しておられました。「高校生になっても、吹奏楽続けるかな?」「まあね、運動部も、ちょっと考えてくれてもいいんだけどね。」「運動部?」「うん、なんでもいいんだけど、若いときって、やっぱり運動も大事だから。骨って、成長するときにある程度の刺激というか、負荷があるのとないのと、のちのち大きな差になるみたいなこと聞いてるし。」「でも、女子だと高校生の時って、もう成長終りかけじゃない?」「あははは。まあね。」「運動も大事でしょうけど、せっかく中学で三年間吹奏楽やってきたから、もう少し続けてくれるとうれしいけどね。中学の部と高校の部と曲目も違うし、レベルも違うし。」「それはそうね、さあて、どうなるかな?」というようなことをなかなかの音圧で話しておいででした。さあて、どうなるんでしょうね(笑)。


さて、明日からもまた真夏日がしばらく続きそうな天気予報です。農協へ出荷する「コシヒカリ」に穂肥をふります。窒素分とミネラル肥料です。無農薬のお米には何もやりません。そのかわり田んぼの中のヒエとクログワイをなんとかしなくては・・・。今年は大豆の播種が遅れに遅れたので、全体に仕事の流れが押してきている。うーむ。