15日(水)
朝から一日晴れたり雨が降ったり霰や雪がまじったり、なかなか目まぐるしく変化するお天気でした。風も北風がけっこう強かったですね。
そんな天気だったので,朝、散歩の時、大きな虹を見ました。教えていただいたのですが、七十二候に「虹始見(にじはじめてあらわる)」というのがあって、だいたい四月中頃だそうです。
白紙の領収書にあとから金額を記入しても「なんら問題ない」と総理大臣や官房長官が発言する世の中だし、なんだか真面目に領収書を整理して計算する気が失せる(笑)。でも今日が確定申告の締め切り日なので、国税庁のHPから申告書を印刷して、税務署に提出。
午後はそんなこんなで散らかった机の上を整理整頓する。
夜は「安全安心な農産物づくり運動研修会」に10分遅れで出席。
16日(木)
午前中は精米など。
午後は辻井農園のホームページの更新に向けてあれこれ。スマホからもお米の注文が出来るようにしてみたのですが、そのせいで、あれこれ勝手に想定外のレイアウトになってしまったりして、考え込んでしまったりしている(笑)。
http://tsujiifarm.luna.bindsite.jp
このアドレス、スマホというか携帯からもアクセスできて、注文できるような画面になっていますでしょうか?
http://tsujiifarm.luna.bindsite.jp/about.html
このアドレスが、完全無農薬有機栽培米「コシヒカリ」の注文ページだったりするのですが、どんどん、じゃんじゃん、オレンジ色の「カートに入れる」をクリックしてください(笑)。
パーソナルコンピュータとスマホと同じように表示させるのは、なかなか難しいですな、ってだいたい表示させる画面のサイズも形も違いますからね。
それから商品写真というかお米の袋の写真がもう一つというか、撮影に気合いが入っていないのが、まるわかりなのだが、ナンテコッタイ、と思っているのだが、近々撮り直します。
友人のKくんから転居通知が届いた。3種類の転居通知葉書のデザインを考えたそうですが、僕が一番いいと思ったデザインの葉書が、僕には送られてきた。Kくんは幼稚園から小学校、中学校と家も近所だったので、仲良くしてもらったので、もちろん母もよく知っている。「引っ越しました。って誰からきたんかと思ったら、Kさんやった。元気にしてやんすんやろか。この葉書、ちょっとおもしろいけど、飲み助になってやんすんやろか。」とちょっと笑いながら訊いてきた。僕は返事はしなかったが、心の中では、間違いなく飲み助やろけど、飲み助というのも、昭和な言い方やないか、と思っていたのでした。
アマゾンから橋本治『百人一首がよくわかる』(講談社)が届いた。先日、高橋源一郎がラジオで紹介していた本です。なるほど、おもしろいです。百人一首は和歌ですから、五七五七七というリズムで詠まれていますが、橋本治はその現代語訳も五七五七七というリズムで訳しているんですな。これ、画期的だと思いませんか?百人一首のなかでは僕が一番好きな歌(笑)、崇徳院さんの歌はこんな具合です。
瀬をはやみ岩にせかるる滝川のわれても末にあはむとぞ思ふ
↓
流れ落ち 岩に砕ける 滝川さ 別れはしても 最後はまた会う
ま、もう一つかな(笑)。じゃ、さらに、式子内親王の歌
玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることの弱りもぞする
↓
ネックレス 切れてもいいのよ このままじゃ 心もそのうち はじけて消えそう
うーむ。いいねぇ、的確な現代語訳だし、ネックレスというのがいいですね。じゃ、今度は反対に橋本治の現代語訳を先にあげますが、元の歌がすっと出てきますか?(笑)
あの人が、好きだとみんなに ばれちゃった 誰にも内緒で 恋していたのに
↓
恋すてふわが名はまだき立ちにけり人知れずこそ思ひそめしか
壬生忠見の歌です。もちろん解説もさすがに橋本治なので、とてもわかりやすく、あれこれ勉強になります(笑)。この壬生忠見の歌は、直前に出てくる平兼盛の「しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで」と比べて、こんな風に書いてます。“この歌は平兼盛の歌より控え目です。兼盛の歌だと、「どうしたの?」と人がやってきて言いますが、壬生忠見は、人がこそこそ噂しているのを、黙って我慢して聞いているだけです。独りで頬をぽっと染める純情です”なるほど(笑)。