現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

草刈りで大汗をかくことと「にぎやかな田んぼ」も標榜すること

今日は雨が降らなかったが・・・。今夜は降るのか?
蒸し暑いぜ。
今日は終日畦畔の草刈り。といっても昼寝つきだが。昼には帰ってきて、すべてを脱いでシャワーを浴び、新しい下着をつける。もう水分を取って大汗をかいてスポンジになったような気分になるのだが。


最近、田んぼに出ると僕の頭の中は「賑やかな田んぼ」というフレーズがよく浮かんできて、今日も畦畔の草刈りをしながら、刈り取る植物はもちろんだが、植物の影からうごく虫や蛙を眺めて楽しんだりしている。畦畔から水路に落ちた草を上げているときに、イモリを見つける。アカハラである。思い出したけど、去年もこの水路でイモリを見つけた気がする。
「賑やかな田んぼ」でGoogleを検索してみたら夏原由博編著『にぎやかな田んぼ イナゴが跳ね、鳥は舞い、魚の泳ぐ小宇宙』という本が出てきた。2015年の本らしいです。ところが僕が撮ったYouTubeの動画も出てきました。「田んぼをのぞいてみよう---にぎやかな田んぼの生き物 」です(笑)。2013年にアップしていますから、私の方が先です(爆)。6月初旬にiPhoneで撮影した田んぼの水の中の微生物の動画です。ミジンコ類がかすかに映っています(笑)。賑やかな田んぼ、いいなぁ。いいぞ(笑)。




なんとなく宇宙は静謐なものだという印象があります。でも例外的に(?)地球には生命が生まれ、ある意味、賑やかな星になりました。46億年前(!)に地球ができて、(えー、138億年前がビッグバンらしいですね) 40億年前に原始海洋ができ、どういうものかよくわからないが原始生命が誕生したらしいです。うーむ。32億年前に光合成をする生物が現れたらしいです。これで海中に酸素を供給しはじめたらしいです。で超大陸(ヌーナ大陸)が出現したり、何度か全球凍結するような氷河期もあったようですね、これが先カンブリア時代
5億年4200万年前ぐらいから、有名なカンブリア爆発と呼ばれる生物の多様化が起こります。バージェス動物群というのか、バージェス頁岩からたくさんの妙な形の生物の化石が発見されていますね。
4億2000万年前、植物の上陸。4億年前、節足動物の上陸。うーむ。ついに上陸しましたか。3億6000万年前には氷河が消滅して大森林ができてて現在の石炭の元になったとされています。このころ脊椎動物(両生類)の上陸。おお。
もうこうなってくると早いですね。3億年前。昆虫がどんどんと生まれてきます。ゴキブリもこの頃にうまれたらしいです。2億5000万年前、ペルム紀の生物の大量絶滅。これまでも何度も生物の大量絶滅は起こっているようですが、どうもこれが最大規模らしいです。すべての生物種の95%が絶滅したと言われているようです。うーむ。これが古生代
で、この時期に爬虫類から恐竜が出現します。三畳紀ジュラ紀白亜紀と恐竜が繁栄します。えー、で2億2500万年前に最古の哺乳類があらわれるようです。アデロバシレウスというらしいですが。
2億年前、パンゲア大陸が分裂しはじめます。おお,パンゲアパンゲアといえばマイルス・デイビスですな(笑)。ローラシア大陸ゴンドワナ大陸に。
一億年前、恐竜の全盛時代。6550万年前、生物の大量絶滅。恐竜もアンモナイトも絶滅。どうも隕石が落下したから、というのがその理由らしい。これが中生代
6550万年前、霊長類の出現したらしい。うーむ。
5500万年前、突発的な温暖化。どうもメタンハイドレートが融解して地表で5℃から7℃の気温上昇が起こったらしい。うーむ。
2500万年前の地層から、最古の類人猿と思われる化石が発見されている。
1400万年前、ヒト科がヒト亜科とオラウータン亜科に分岐したらしい。1000万年前にヒト亜科はヒト族とゴリラ族に分岐したらしい。700万年前にヒト族はヒト亜族とチンパンジー亜族に分岐したらしい。猿人が出現して、直立二足歩行をはじめたらしい。うーむ。
600万年から400万年前、琵琶湖が形成。琵琶湖は世界で三番目に古い湖らしい。うーむ、知らなかった。
370万年前から100万年前にアウストラロピテクス(猿人)が出てきて、道具を使いはじめたらしい。
50万年前、北京原人、23万年前、ネアンデルタール人、20万年前、ホモサピエンスが出現。10万年前、ホモサピエンスがアフリカを出て、世界各地に広がったらしい。
5万年前、クロマニヨン人が出現。3万年前、ネアンデルタール人が絶滅したらしい。
1万年前、ヒトが犬を飼いならしたらしい。うーむ。
紀元前3000年頃、初期の文明。古代エジプト文明やメソポタミア文明黄河文明など。
紀元前後、古代ローマや漢など古代帝国が出現。
18世紀後半、ヨーロッパで産業革命。エネルギーの大量消費時代を迎える。
20世紀、科学技術の発達と人口の爆発的増加。


うーむ。大型の脊椎動物は数年、数十年生きるけれども、それまでは長くて数年、短ければ数日しか生きられないモノもたくさんいたでしょうね。短いサイクルで交尾繁殖する方が環境に適応しやすいですし。
充分な想像はできませんが、ホモサピエンスが登場した頃は、たぶん、ものすごく賑やかな地球だったんでしょうね。そうして昨日も今日も明日もほとんど変わらない時間が数万年、数十万年、あるいは数百万年も流れたんですね。すごいような、恐ろしいような。
ヒトが好き勝手にわがままに自分の都合で暮らしはじめて、たぶん賑やかさはいくぶん減ったとは思いますが、(だって、他の生き物の栖を奪い、殺虫剤や除草剤をばらまく横暴ですから。)でも、生物は生き残りの本能というか遺伝子をちゃんと持ってそれを発揮して、隙あらば、種の保存の力をどんどん発揮してきます。そういうことが、百姓しているとよくわかるというか、直に感じられます。それでも絶滅する種がいるんですから、よほどのことをしてきたんですね。
話が大きくなり過ぎて、百姓の手に余りますが、「安全安心おいしいお米」とともに「にぎやかな田んぼ」も標榜していこうかと思っています(笑)。願いをこめて。あ、要するに田んぼが賑やかだと僕がうれしいということなんですけどね。