現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

蒸し暑い日々。大汗をかく日々。レノン号は9歳。


1日(土)
終日、曇り空、時々雨が降ったり、陽が射したり。
午前中は、長男に手伝ってもらって、苗箱を作業所の二階に片付ける。作業所の二階への手段はハシゴしかないので、本来ならなかなか大変な仕事になるのだが、苗箱も1300枚ほどあるし、でも長男が手伝ってくれたので、仕事がはかどり休憩をとりながら三時間で終えられた。ありがたい。
その代わり作業所の中の仕事だし、蒸し暑くて大汗をかき、仕事を終えてお昼に、パンツまですべて着替える。
その後、昼寝。
午後は、大豆の播種に備えて、トラクタにシーダーを付ける。麦を刈ったあとに(麦わらは焼いてありますが)、耕起と播種と肥料散布と除草剤散布が一時にできるというシステムです。一度トラクタを動かすだけで、四つの仕事を一気にやってしまうのですから、すごいことだし、らくちんですけど、それが出来るようにするための準備はしっかりとしないといけませんね。落語を聴きながら作業をしたためか、蒸し暑かったためか、効率はもう一つ上がらず、全部は出来なかったのだが、頑張ります。
聴いていた落語は、志ん朝の「柳田格之進」と「浜野矩随」。やっぱりいいねぇ。今の志の輔もいいんだけどね。


というわけで、今日は、お風呂をあがって扇風機で涼んでから(笑)、スティービー・ワンダーの2010年のグラストンベリー・フェスティバルでのライブをずっとYouTubeで楽しんでいる。これはすごいわ。野外ライブということもあるし、会場もすごい人だし、なにより盛り上がっている。バックの大量にいるミュージシャンはみな一流なんだろうし、コーラスの三人もいいし、だいたいドラム、パーカス、ベースなど、リズムセクションだけで、何人いるんだ?ってくらい分厚いサウンドだし、演奏曲目は60年代からのヒットパレードだし、演奏者も観客もオテノモノだし。間違いないわな。ただ選曲はというか、スティービーの曲は黒人差別のことを歌った曲も多いのだが、そういう曲もちゃんと選ばれていて、さすがです。
実際にスティービーのライブを聴いたことはないのだが、ライブのビデオなんかを観ると、いつも、スティービーは眼が見えるのではないか、と思えたりするから不思議。最後の長い長いメンバー紹介とか、みな覚えているんだろうな。20世紀では、それはエリントンもマイルスもジョンもポールもクインシーもすごいけど、メロディとリズムの融合(笑)では、スティービーワンダーには誰もかなわないんじゃないか、といつもステージの上のミューシャンの顔や動きを観ていると、そう感じずにはいられない。だって、みんな気持ちよく踊っているんだもん。
いやー、いいライブでした。時間のあるときにぜひ。



えーっと、それから娘がレノン号が今年で9歳だと教えてくれる。なるほど。ちょうど今ごろうちに来たのかもしれない。生後三ヶ月の野良犬で、子犬三匹の兄弟が役所に捕まって処分されるところだったのだが、そのうちの一匹がうちにやってきたのでした。実はもう一匹も引き取られた由。レノン号は三毛犬だが、もう一匹は全身茶色で室内犬となっていて、たいへん美しいということだ。常に野外で「雨ニモマケズ 風ニモマケズ 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ」暮らしをしているレノン号とはまた違う運命の犬ではありますな。
レノン号も9歳ということは、まあ、いろいろ計算式はあるようですが、よくいわれるように7倍すると人間の年齢に当てはまる、という通説に従うならば、人間でいうと63歳。僕の年齢を超えて、概ね還暦ということになるではないですか。いよいよ、レノン号も僕の知らない領域に達しているということですな。蒸し暑さもあるのでしょうけれど、食べる量も二、三年前と比べると、概ね半分くらいでしょうか。


2日(日) 半夏生
蒸し暑い一日。
午前中は、無農薬の田んぼの中耕除草。
そういえば、昨日、ワークマンに寄って、冷感吸汗速乾のアンダーウエアを購入したので、着てみる。身体に密着。むふふ。ま、ちょっと風が吹くと確かにひんやり感じますね。でも風があまりなかったので、ま、大汗をかきました。うん、これはでも大汗をかくことが前提のアンダーウエアということですから、いいのかな。
午後は、トラクタに除草剤散布の管を取り付ける。取り付けていたら、激しい雨になる。
先日だったか、梅雨らしい天気になったら、どうも気象庁の天気予報が当たらなくなった。雨雲レーダーの予報も、どうも微妙に当たらない。と、いうようなことをFacebookに書き込んだら、気象庁がへそを曲げたのか、お天道様の逆鱗に触れたのか、わりと雨雲レーダーや予報が当たるようになり、大豆の播種をする時期になっているのに、毎日、ちょっとづつ雨が降って、圃場の土が乾かないので、なかなか大豆の播種が出来ない、というお天道様に意地悪をされているような気分なのだ。すみません。気象庁の方や気象庁のスーパーコンピュータも一生懸命頑張ってお仕事しておられるのに、恨み言を書いてはいけませんね。ええ。わかってはいるんですが、たぶん、また恨み言を言うと思います(笑)。ま、無視して下さい。って、無視しておられることだと思いますが(笑)。


ま、さて、いつ大豆の播種が出来るのか。去年も大豆の播種が遅れて、収量が激減したんだが・・・。うーむ。