現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

梅雨明けと大豆の播種と草刈りと

8日(月) 旧暦では6月1日 梅雨明け 猛烈に暑い。
午前中は草刈り。午後は大豆の播種機の準備をして、播種の試運転開始。なかなか調子よく播種できている。


どうも先日からの草刈りの日焼けのためか、唇のちょっと上に小さな水ぶくれが一つできて痛い。
思えば、中学の時の体育大会で、一日外にいて、快晴で、猛烈に暑くて、日焼けして、唇まわりに水ぶくれができた。僕だけじゃなかったけど。
夏の北アルプスでこれも快晴のすごくいい天気だったのですが、帽子の鍔が小さかったのか、強烈な紫外線で、顔が腫れ上がるような日焼けをしたことがあったなぁ。
久しぶりに日焼けで水ぶくれだ。


梅雨入りも早かったけど、梅雨明けも早いことではある。秋も早まるのか?それとも暑い夏が長い?


9日(火) 猛烈に暑い
朝から大豆の播種。一日頑張るつもりで、朝早くから開始したのだが・・・。
住宅地の中の小さい田んぼの播種を始めたのです。だいたい大豆の播種は、トラクタの後ろに土を起すロータリーをつけ、その後ろに大豆の播種機、その後ろに除草剤の散布ノズルと三段構えになっていて、麦刈り後の圃場を起して播種して、除草剤まで一気に散布するという体制なのですが一気にできる分だけ、トラクタの後ろが長くなるわけです。長くなると、当然、取り回しが難しくなるので、気を付けていたのですが、住宅地の中の小さな田んぼ、垣根があったりブロック塀やフェンスが張ってあったり、庭木が枝を伸ばしてきたりしているわけで、・・・。
隅っこでトラクタを回転させようとした時、あちこち注意していたのですが、目の前のブロックを気にしていたら、除草剤の散布ノズルのパイプを横の山椒の木に引っかけてしまって、あッと思った時には、パイプが曲がっておりまして、除草剤が漏れてきて、慌ててトラクタから降りて、パイプを伸ばしてみようと思ったら、ぽろりと折れてしまいました。いやはや。


自業自得で、誰のせいでもないので、自己嫌悪に落ちつつ農機センターに電話を入れる。


部品が届くのは早くて明日の夕方だと言うことなので、午後は草刈りに出る。
猛烈に暑いので、夜はもうぐったり。汗が目に入ってずっと目がしみている。


草刈りをしていたら、隣村のベテラン篤農家が声をかけてくださった。
「急に暑なったやないかいな。」
「あ、どうも、ほんま、むちゃくちゃ暑いですわ。」
「おん、しっかり暑い。ほんでも田んぼには暑うないとあかんのやけど」
「ほら、ほうですけど、しかし、急すぎませんか?」
「まあ、これで豊作、間違いなしか。がはははははは。」
「あははははは」
「ほんでも暑いで、ぼちぼちやらんせ。」
ベテラン篤農家はそう言い残して軽トラで田回りに出かけられたのでありました。


10日(水) 朝から快晴 暑い!
朝早起きして、朝飯前と朝飯後に畦畔の草刈り。


10時半に午前の仕事を終えて帰ってきたら、近所の小学校のプールから子ども達の歓声が聞こえる。先生のピリリリリリリという笛の音をかき消すような子ども達の歓声。どうやら低学年らしいが、水泳の授業というよりは、水遊びみたいなものなんだろうけど、こんな暑い日には、うれしいことだなぁ。梁塵秘抄の「遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけん、遊ぶ子供の声きけば、我が身さえこそ動がるれ。 」というフレーズが思い出されて、僕の疲れもちょっと軽くなるような気がする。


先日、田んぼの尻水戸から落ちてきたニゴロブナの稚魚をバケツで受けて、水槽に入れてみました。はい。もうちょっと新しい傷のないガラスの小さい水槽がほしいところです。