現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

思うようには、何ごともすすまない。しかしなんですな。


2日(月)
しかしなんですな、ほんまもんのギックリ腰を二度経験しているので、(ま、病気自慢は落語の世界だけかと思っていましたが、そうでもないようですね。ええ、二度とも刈払機で草刈りをしているときでしたが、一瞬でほとんど身動きが出来なくなり、激痛に脂汗が流れはじめ、一週間ほどは寝ているしかない、という状態でした。寝ていても寝返りの激痛で目が覚めたり・・・。)今回の腰痛はなんとか自分一人で動くことができて、ギックリ腰もどきなのは、ありがたいのですが、それでもときどき痛みが走り、腰がふわふわした感覚で、力が入らず、10kgの米ならなんとか持てても、15kgの米になるととたんにヤバイ感じがします。うーむ。午前中は事務仕事。精米と発送もあったのですが、長男に手伝ってもらってなんとか完了させる。
天気がよいので、大豆の播種をしたかったのですが、この腰の状態ではちょっと無理かな、と案じて、昨日に続いて近所の接骨院で診てもらう。でもなんですな、24時間たつとちょっと楽になってきているような気がしました。


軽トラに乗って田回りはしましたが、田んぼには降りずに見て回っただけで、養生の一日でした。しかし、なんですな、養生ついでに三日分の新聞を読みましたが、うーむ、農業関係者に影響必至のTPP11関係法が参議院本会議で可決成立しました。これで発効に必要な国内法はほぼ完了したとのこと。日本農業新聞では早ければ年内発効するかも、などと書いているが、テレビも新聞も、ほとんど報道していませんね。だいたい国会でもあまり議論に時間をかけずに強引に採決してますしね。いやはや。



3日(火)
夜には台風の影響を受けて雨が降るという予報なので、今日のうちにしておかなければならないことを頭の中でチェック。とりあえず大豆の播種予定の圃場に除草剤を散布しなくては。それから圃場の溝を培土板で切り直す作業も必須だな。などと考えて朝のうちから除草剤をまき、長男にも来てもらってお昼前からトラクタで溝切りに出る。ところがである。二本ほど溝を切り直したところで、急にトラクタのエンジンがバカ回りするというか、猛烈な回転数に上がってしまってなんともならない。エンジンのイグニッションキーを戻しても、エンジンは止まらないのだ。やれやれ。ちょうど近くの圃場に農機センターのWさんが来ておられたのだが、うちのトラクタの異常な高回転エンジン音を聴いて走ってきてくださって、燃料コックを閉めてエンジンを止めるように言われる。なるほど。「ちょっと見てみなくてはわからんけど、燃料ポンプ関係がおかしいのかも」ということでした。溝切り作業はここで終了。トラクタは農機センターに運んで調べるということになりました。やれやれ。
三日ほど晴れの日が続く予報だったので、大豆の播種を終えてしまう計画を立てたが・・・、私の突然のギックリ腰もどきの腰痛とトラクタのエンジントラブルで、まったく播種できずに台風の雨を迎えることになってしまった。ああ、お隣の圃場ではせっせと播種しておられるのに・・・。ま、仕方がないですな。こういうこともあります。いやはや。


ま、それでも夜には雨が降りそうだし、尻水戸あたりだけでもとスコップと鍬で溝を切り直す。しかしなんですな、トラクタなら30秒でやってくれる仕事に20分ほどかかってしまう。とりあえず三枚分の尻水戸付近だけ溝を切り直して排水対策をしたけれど・・・。尻水戸付近だけではなぁ。
どうしようもないので、急遽、畦畔の草刈りに予定を変更。って、まあ、草刈りならいくらでもしなくてはならないのだ。


夕方、シャワーを浴びて接骨院へ。昨日までの治療がよく効いて、今日はよく身体が動いた。ありがたい。今日までは晒し木綿と厚いボール紙の板で腰を固定してもらっていたのだが、この夕方からは晒しだけになりました。

夜になってなんだかんだと用事があって長浜駅前のスーパーにいったら、グランドキリンというビールを見つける。近所のコンビニには売っていなかったヤツだ。うーむ。うまい。華やかな香り。