成人の日。
事務仕事をすこししたり、俳句をひねったり。
ウディ・アレン監督『ミッドナイト・イン・パリ』(2011)を観る。これはロマンティックコメディなのか?パリの街が美しいです。2010年のパリから黄金時代といわれる1920年代にタイムスリップするというお話で、コールポーターもスコットフィッツジェラルドもヘミングウェイもパブロピカソもダリも、マンレイもルイス・ブニュエルもガートルード・スタインもアンリマティスも登場します。実はロートレックやドガやゴーギャンという第一次世界大戦勃発前のパリの芸術家もちょっと登場したりするのだが・・・。なるほどねぇ。
パリの街が美しいです。1920年代の真夜中のパリも美しいけど、2010年の初夏のパリも美しい。もちろん雨のパリも。レイチェル・アン・マクアダムスやマリオン・コティヤールももちろん美しいが、コールポーターのレコードを売っているお店のオネーサンも美しい。
主演のオーウェン・ウィルソンはジャケットにシャツとチノパンという、現代ではどこか田舎の百姓が着ていそうな野暮ったいファッションに見せて、ま、誰かに言わせるとオーセンティックな(?)アイテムではあります。もっともウールのジャケットにシャツとチノパンというファッションも、田舎の百姓オジジが着るのと、オーウェン・ウィルソンやウディ・アレンが着るのとでは、ぜんぜん違うというご意見も、よくわかるけれども(笑)。