現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の中耕除草(中打ち)と『三島由紀夫vs東大全共闘』と政治家が撃たれること


7日(木)
 早起きして午前中は畦畔の草刈り4時間ほど。午後は大豆の中耕。4時間弱。

 豊島圭介監督『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』(2020)をお昼前にちょうどテレビでやっていたので観る。1969年の5月13日、東大の900番教室で三島由紀夫と東大全共闘の1000人ほどが討論会を開いたのだそうです。もちろん映画の中でその討論の様子が映し出されていくのですが、正直言って、ほとんどなんの話をしていて、どういう意味なのか、さっぱりわかりませんでした。たぶん言葉が専門用語(テクニカルターム?)なんですよね。多分その専門用語の意味というか定義がわかっていないと三島の言葉の意味も、全共闘の東大生の言葉の意味もほとんどわかりません(笑)。私はその11年後に大学生になったのですが、東大生でもありませんし、ま、教養が私とはぜんぜん違うのですね(笑)。そこで平野啓一郎だとか内田樹だとか瀬戸内寂聴だとかが三島について語り、当時東大全共闘だった人や盾の会の人たちが何人か登場します。
 最後に三島は「諸君の熱情は信じる。」と言うのですが、たしかに「熱」のある討論会だったみたいです。
 うーむ。しかし、三島由紀夫については『青の時代』しか読んだことがないんですよね。光クラブ事件を題材にした小説ですけれど。たぶん画家のピカソの青の時代がどこか頭の中にあって、この文庫本を買ったんだと思います。

8日(金)
 早起きして終日、大豆の中耕。

 選挙期間中の応援演説をしている最中に、手作りの銃で撃たれて政治家が亡くなる。しかも亡くなったのは首相通算在職日数も、連続在職日数も歴代最長の元総理大臣。信じられないような事件。あちこちから「言論封殺、許さない」「民主主義の根幹をゆるがす」 というコメントがあちこちから上がっているようですけれど、この事件が返って「言論封殺」や「民主主義の根幹をゆるがす」 ことにならないか、ちょっと心配します。