現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

農談会と生産者研修会と司法書士さんとの話と木槿と巣から落ちたツバメの子


 午前中は曇り。午後から晴れてくる。
 午前中は村の農談会。午後は司法書士さんを交えて話。夜は「安心・安全な農産物づくり運動生産者研修会」。

 クリント・イーストウッド監督『荒野のストレンジャー』(1973)を観る。イーストウッドの監督第二作目だそうです。1作目はなんだ?『恐怖のメロディ』(1971)かぁ。うーむ。記憶にない。でも最初の『ダーティハリー』が1971年公開で『ダーティハリー2』(1973)ですから、あの頃ですね。あの頃、って云ったって大昔だけれど。そうかクリント・イーストウッドはだいたいハリー・キャラハンの役をやりはじめた頃から監督もやりはじめたんですな。そうかそうか。
 『ダーティハリー3』はね、1976年12月の日本公開なんだけれど、当時、近畿放送の深夜ラジオの『日本列島ずばりリクエスト』のDJをやっていた高石ともやがラジオで、正月に『ダーティハリー3』を観たと。あんまり評判ににはなっていないけど、すごくよかった、と話していたのを覚えています。それで『ダーティハリー4』は1984年に日本公開ですけれど、映画館に観に行きました。おもしろかったです。土曜日のオールナイト上映で観て、二回くらい観たような気がしています。そうか『ダーティハリー4』はイーストウッドが監督でしたね。大ヒットでけっこうお客さんが入っていたような記憶があります。
 というわけで『荒野のストレンジャー』ですが、あまりネットでの評価が高くないようですが、私にはおもしろかったです。けこう脚本もしっかりしているし、謎は謎としてありますが、気になりません。謎も私なりの解釈でなんとなく解決しています。自分たちの町を自分たちで守ろうとしなかった人々がどういうものであるか、といいうことが描かれているような気がします。

 ご近所の木槿の花が咲いている。この夏に咲く木槿の花がいつごろからか好きになってきました。田んぼ道の脇にぽつんと二本咲いている白い花のも好きなんだけど。ここ二、三日確認していない。
 いつも12色の色鉛筆で彩色しているのだが、ピンク色の鉛筆はないので、赤を薄く塗って水筆で色を伸ばしてみた。ええ、私の使っている色鉛筆はドイツ製の水彩色鉛筆なんです(笑)。水を垂らすと色鉛筆の色が溶けて水彩のようになるのです。でもこれを使いこなすのは難しいし水を使うと乾かすのに時間がかかったりするので、普段は普通の色鉛筆として使っているのですが、ピンクはないですからね。でもこんなことなら、最初から透明水彩絵の具を使えばよかった。色がどうも濁るんですよね。特に今回は黒なんかも使ったものだから・・・。それに画面の構成もよくない。まあ、何事も経験ですけれど。

 今年はツバメが四つうちの家に巣をかけたのだが、その最後の巣で今まだ子育て中です。ところが今日夕方ヒナの1羽が巣から落ちたらしい。幸いカラスなどの餌食にならずに玄関の隅でピーピー鳴いていたのを奥さんが発見し、僕が脚立で巣に戻してやった。もうそそろそろ南に帰る時期だと思うのだが・・・。人の手で戻すと人間の匂いがついて親が子育てを放棄するんじゃないかとか、もうすでに落下の影響でずいぶん弱っているんじゃないかとか、いろいろ懸念もあったので、軍手をはめてヒナをつかまえたり、すぐ隣のすでに巣立った巣に戻してやることにした。親鳥が心配してぐるぐる飛び回っていたが、戻してやるとすぐに餌を運んできたらしい(うちの奥さんの報告)。スズメでもツバメでもときどきヒナが巣から落ちますね。
 子どものころ巣から落ちたスズメのヒナを僕が家に持ってかえって大きな虫かごにいれたら、親スズメが何度もやってきて、それを見た祖母がかわいそうやで、逃がしたり、と言われて、庭に放したら、親鳥と一緒に飛んでいったことがありました。さっきはすぐ捕まえられたのに、もう飛べるんかい!と思いましたが、確かに親鳥がやって来るとそのままにはできませんな。うまく育つのか、育ったのかは、わかりませんが。
 でもなにはともあれ、もうしばらくでツバメの糞害からも解消されそうです。下に落ちた糞などは毎朝奥さんが掃除していますが、柱や壁に付いた糞はまた私が脚立を立てて掃除することになります。
 ♪鶴がなぁ〜御門にぃ〜巣をかけるよぉなぁ〜、というのはこのあたりの嫁入りの歌(長持ち唄)です。さすがに鶴は巣をかけることはないですが、ツバメやスズメでも縁起のいい、吉兆だと思いたいです。たのむぜぇ。