現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

雨の日の「こなし」作業とアオサギ


朝の犬の散歩が終わったあたりから降り出して、終日、雨。
雨の日の釣師、という言葉は開高健の文章で何度も見たことはあるが、雨の日の農家というのは、まあ、身体を休めることもあるし、また雨でもできる仕事をすることもある。
「こなし」という作業は、荒起しをした田んぼに水を入れて、トラクタでかき回し、土を泥にする作業だと昨日書いたのですが、この「こなし」という作業は、まあ、今ではトラクタはキャビンが付いていて、ガラス張りの中に入って運転しますから、雨に濡れることなく作業ができますし、風に吹かれることもないですし、エアコンもラジオも付いていますから雨でも作業が出来ます。「こなし」は田んぼに水を入れて泥を作る作業ですから雨でもできますね。ま、水が多過ぎないように注意しないといけませんが。
で、朝、浸種しておいた種籾を催芽機に入れて、「こなし」作業に出動。日没ごろまで作業。雨で日没がわからないし。虫やカエルがトラクタの作業に驚いて出てくるので、それを狙って、カラスもスズメもツバメもムクドリもサギもたくさん集まってきてけっこう賑やかです。サギなんかもトラクタがすぐ近くに行ってもあまり逃げませんね。ただドアを開けてカメラを取り出すとすぐに遠くに行ってしまいます。
動画は、なんの変哲もない撮っただけのものですが、トラクタの中から雨の田んぼを眺めた景色です(笑)。iPhoneでふっと撮るとフロントガラスにピントが合ってしまってよくわかりませんね。ピントを外に固定してから撮るんだった。って運転中なのでなかなかそういう余裕もないのですが(笑)。