今日も一日素晴らしい天気でした。
風もほとんどなく小春日和というのでしょうか。
あまりにいい天気なので何もしないのはもったいないので、小麦の元肥をまくことにしました。早く播いたところはすこし芽が出てきています。10a当たり5kg弱ほどの窒素成分で20kgの肥料の袋が二つ分になります。30aの田んぼだと肥料120kg、6本です。でも天気もよく動噴の調子も良く、どんどん播けて、2ヘクタール弱ほど。ありがたいことです。
長らく枕頭本になっていた橋本治『双調平家物語15』読了。楽しめました。しかし富士川の合戦以降の平氏の負けていく様、清盛の死以後の展開がこれまでの描写に比べるとやや淡泊かなぁ。って今までがくどかったのかもしれないけど。双調平家は長く長くなってしまってきていて、もういくら何でもこの15巻で終わらねばならん、という思いが著者や編集者にもあったんでしょうなぁ。
1998年の第一巻の帯には次のような刊行予定が記されています。
- 1巻 序の巻 栄華の巻1
- 2巻 栄華の巻1(承前)
- 3巻 栄華の巻2 父子の巻
- 4巻 保元の巻 東国の巻
- 5巻 平治の巻 清盛の巻
- 6巻 法皇の巻
- 7巻 騒動の巻
- 8巻 胎動の巻
- 9巻 源氏の巻
- 10巻 義仲の巻 平家の巻
- 11巻 壇ノ浦の巻
- 12巻 義経の巻 潅頂の巻 後の巻
「義仲の巻」「壇ノ浦の巻」「義経の巻」なんてのもあげられていたんですね。でもこれが実際には
- 1巻 序の巻 栄華の巻1
- 2巻 栄華の巻1(承前)
- 3巻 栄華の巻2
- 4巻 栄華の巻3
- 5巻 父子の巻 保元の巻
- 6巻 保元の巻(承前)
- 7巻 乱の巻
- 8巻 乱の巻(承前) 平治の巻
- 9巻 平治の巻(承前)
- 10巻 平治の巻(承前) 平家の巻
- 11巻 平家の巻(承前)
- 12巻 治承の巻
- 13巻 治承の巻2
- 14巻 治承の巻2(承前) 源氏の巻
- 15巻 源氏の巻(承前) 落日の巻 潅頂の巻
となって、そのあたりが15巻の中の「源氏の巻」「落日の巻」あたりでまとめられることになったようですね。栄華の巻が3まで伸びているし、一つの巻が長くなって一冊に収まらなくなってきて(承前)という形になっているのも多いし。
秦の趙高から始まって、飛鳥時代、前半は藤の一族が中心になるのですが、長い物語ですな。楽しめたらから読めますけど。しかし後白河法皇という人物、実際はどのような人だったんでしょうね。