現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

金環日蝕の呪い


20日(日)
朝の田回りのあと地域の総出で堤防の草刈りにでる。作業は1時間半くらいか。
お昼前より総出の後の懇親会。ビールをいただいて昼食をとりながらあれやこれやよもやま話。みなお隣同士、なんだかんだとにぎやかにいただく。


懇親会のあとは、田植えを終えたプール苗代の板の後始末をし、自転車で田回りに出る。


夜はネットのメール句会の選句。


21日(月)
田回り。
曇りかもしれないと天気予報では言っていたが、晴れて金環日蝕の観察。しかしこのあたりは微妙に金環日蝕の帯から15kmほど外れているので、部分日蝕ということになりました。
小学校では日蝕観察会が催されて、7時前から次々車がやって来るのでビックリしたが、近隣の小学校からも集まっての観察会だったようです。
僕は自分が小学校の時によく下敷きで太陽を見ていたので、今回も下敷きで太陽を観察。もうテレビなんかでは、何度も肉眼はもちろん、下敷きでも観てはいけません、と言われていたけれど、こちとら大丈夫なことは経験済みなのである。へっ、こちとら下敷きだぜ!と思っていたのだが、そしたらお隣の農家のTさんが長い段ボールに銀紙でピンホールをつけた金環日蝕観測装置を自作して出してこられるではないですか!慌てて見せてもらいに行くと、ピンホールからの影がくっきり日蝕を映し出しています。「作ったんですか!すごいじゃないですか!」というと「うん、ちょうどいい段ボール箱があったからね。」と何でもなさそうなのである。うーむ。これぞ百姓なのですな。あーた、小学校のグランドの観察会にも同じものが置いてありましたが、ピンホールの段ボール日蝕観察器を実際に自作して観察した人間はそう多くないのではないか。観察用の眼鏡を購入したり、雑誌を買って付録の眼鏡で観た人が多かったのではないか。いや、Tさん、すばらしい!頭が下がります。
と、思っていたら、うちの奥さんもアルミホイルの筒にアルミホイルでピンホールを作ってかぶせ、観察器を自作して次男次女と共に外に出てきたのにもビックリ。あーた、そんなもの、どこで作り方勉強したの!?筒を太陽に向け、掌に影を映してみたら、きれいに日蝕が掌に映るじゃないですか。いや、頭が下がります。奥様、おみそれいたしました。
ま、私の下敷きが一番手っ取り早くていいんですが、・・・。木漏れ日が三日月状になったり、日蝕のMAXの時には少し暗くなって朝なのに夕方の気配がしたりというのも面白かったです。


と、ここまではよかったのですが、iPhoneで自作の日蝕観察器やら日蝕の様子を写真にバチバチと撮ったりしていたのです。これをMacに繋いでiPhotoにいつものように読込ませたところまではよかったのですが、うーむ。iPhotoが異常終了するようになって、画像が見られない。いやはや。再起動してみてもうまく動かない。やれやれ。


いつまでもそんなことに時間もとっていられないので、とりあえず、iPhotoはそのままにして、予約していただいているお米の精米と発送をして、麦の圃場の肥料まきにでる。麦の実肥が田植えでいささか遅れていたのだ。

夕方まで、肥料をまき、その後、無農薬の圃場の畦畔ブロックの裏のトラクタでは寄れないところの草をスコップで取ってひっくり返す作業をする。スコップ作業はなかなか疲れるが、なんとか1時間半で100m余りを終える。うん?計算すると1分で1mちょっとか。ま、途中休憩したからな。


夜はネットのメール句会の選句の続き。今月も面白い句がたくさんで、自分の句が情けなる。


22日(火)
田回りをして、水を入れたり止めたり。
終日、田植え第三弾に向けて、こなし作業、尻踏み作業。トラクタを動かしながら国会中継を聞く。特別委員会の質疑なんだが、うーむ。ま、具体的には言わずにおくが、議員さんの数は半分でもいいのではないか、と思えてくるが・・・。


苗代の苗の肥料分が抜けてきたのか、葉の色が落ちてきている。田植えを急いだ方がいいか。


さて、iPhotoのトラブルを何とかしなくては、とネットであれこれ調べる。ライブラリフォルダのplistやplist.lockfileを捨ててみようとするのだが、ライブラリのフォルダが見つからないじゃないか。検索しても出てこないぞ。
うーむ。オプションキーを押しながらファインダーの移動で、ライブラリフォルダが出てきました。やれやれ。見えないように隠してあるんですな。昔は、Macの操作は何も見ないでもたいていスラスラとできたのですが、もうLeopardぐらいから、もうぜんぜん出来なくなりました。
うーむ。それでもiPhotoは直らず。


で、セーフブートを実行後、ディスクアクセス権の検証&修復を実行。
うーむ。それでもiPhotoは直らず。


どうにも仕方がないので、iPhotoの画像はTime Machineでバックアップしてあるので、日蝕の画像は諦めて、日蝕の画像を読込む前のiPhotoのファイルに戻してみる。うーむ。直りました。日蝕の画像は消えましたが。


やれやれ。結局日蝕の写真の読込ませ方が悪かったのかな?はっきり何が悪かったのかわかりませんが。金環日蝕の呪いということにしておきます。でも日蝕の呪いの話題がネットにあまり上がっていないことをみると(って、みてないけど)、金環日蝕の呪いは僕のところに集中的にやって来たのだな。僕が全人類に代わって呪いを受けたと言うわけですわ。日蝕の画像が無くなったのは痛いな。ま、諦めました。いやはや。次、滋賀で金環日蝕が見られるのはいつだっけ?
そんなわけで、段ボール日蝕観測器とかの写真など、面白いのも何枚かあったはずなのだが、日蝕の写真はありません。ま、スッキリとした青空の中で見られたからいいか。