現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

餅つきとK君と小三治の「芝浜」


朝から今日は餅つき。何度も書いているが、杵と臼でペッタンコするんではなくて、餅つき機がもち米を蒸しあげてゴネゴネとしてくれます。2升づつ、二回つきました。最初はお鏡さん。鏡餅。みんなで丸めたので、上手なのもそうでもないのもある。これも何度も書いているが、僕は鏡餅を丸めるのが得意です。いえ、自慢ではないです(笑)。餅をちぎってくれるのは奥さんですが、そのちぎったところを隠すように下へもっていって、くるくる手のひらで回しながら形を整えていきます。ちょっと高めに作るのがコツで、そうすると冷えていく過程で、少し自重で餅が平になるので、餅の表面が伸びて、ピカっと光るのです。ああ、鏡餅づくりの奥義を書いてしまった(笑)。実は長男も小さいときから泥団子作りが上手だったので、鏡餅も上手です。一子相伝というわけではないのだが・・・。
二臼目は、雑煮用の丸餅にして、最後はみんな、それぞれの好みで、きなこと砂糖の人、醤油に七味と海苔の人、大根おろしと醤油の人、大根おろし味ぽんの人、ま、それぞれに搗きたての餅を楽しみました。僕は大根おろし味ぽん大根おろしと醤油に海苔、熱々の搗きたての餅は、むちゃくちゃうまいので、ついつい食べ過ぎてしまうのですな。


午後は部屋の掃除と整理など。
ちょうど、掃除やら整理に疲れた頃、突然玄関に、久しぶりに顔を見る同級生のK君が現れた。それは本当に突然に。で、鮒ずしを一匹持ってきてくれたのだ。「わしが漬けたんやけど。」などと言いながら。中学生の時からの同級生である。
迂闊なことで知らなかったのだが、彼も農業を専らにしているということだし、「年明けに遊ぼ。」ということで話がまとまった。うーむ。これは楽しみだ。続報を待たれよ。


「芝浜」である。年の暮れ、大晦日の話だから、この時期になると聴きたくなる話しである。ま、いつ聴いてもいい話だけど。
何度か書いたような気がするが、小三治の「芝浜」が一番の好み。志ん朝も談志もいいのだが、たぶん脚本として一番行き届いているのは小三治のような気がする。もちろん、間がいいので、笑えるし泣ける。いささか長いのはいいのか悪いのかわからないが、僕は気にならない。